英文法において、「準動詞」と呼ばれるものが存在する。文法内容の詳細は他の機会に譲るものとして、ここでは、準動詞を含んだ英文の解釈方法を紹介するものとする。
さて、まず、準動詞とは何ぞやというところからであるが、結論から言う。
準動詞=不定詞+動名詞+分詞である。つまり、右辺にある三つのものを総称して準動詞と呼ぶ。
ここで、それぞれを確認しておくと、
(1)不定詞は、 to 動詞の原形 の形を取る。一部、toを持たないで原形不定詞を持つものもあるが、それはまた別の話とする。
(2)動名詞は、V ing形、つまり、進行形を作るときに出てきたあの形が直前に<be>動詞を持たないで出てきたものである。
(3)分詞には、( a ) 現在分詞と( b ) 過去分詞があり、( a ) 現在分詞は動名詞と同じVing形を取り、( b )過去分詞は受動態(受け身の文)や完了形を作るときに出てきた、原則V-ed形、もしくは不規則変化動詞を持ったものである。( b ) 過去分詞は不規則変化もあるため、Vp.p.(Past Participleの略)とあらわしていく。
まず、ここまでの説明で理解が難しい人は、手持ちの参考書の各項目を確認してほしい。後日(いつになるかはわからないが(笑))、文法を本格的に知るための文法詳細を紹介する予定はあるが、ここではあくまで読解のために必ず確認しなければいけない英文法を紹介するものとする。
中学校まででも一度は触れているものではあるが、それを日本語を中心に考えるのではなく、あくまで英文法を中心に考えていく方法を徹底的に確認したい。
( 1 ) ( a ) To play tennis is fun.
( b ) -1 I have a lot of friends to help me.
( b ) -2 I have a lot of friends to help.
( c ) -1 I go to school every day to study.
( c ) -2 I am happy to pass the exammination.
( c ) -3 He is wise to pass the exammination.
( c ) -4 He grew up to be a teacher.
( c ) -5 To know the fact, you could not love her.
( d ) -6 This question is too difficult to answer.
( 2 ) Playing tennis is fun.
( 3 ) ( a ) -1 There are a lot of students studying mathmatics.
( a ) -2 He remains sleeping.
( b ) - 1 The buildings destroyed by the disaster should be soon rebuilt.
( b ) - 2 He remains seated.
以上、すべての英文を「なんとなく」「他の日本語ではうまくいかないから」ではなく、当ブログ著者と同じ根拠で訳すことができるか、それによって君の英語力が伸びるか、伸び止まるかが決まってくる。
蛇足ながら、当ブログ著者は、正直なところ、高1の時点までは英語が苦手、ということはなかった。しかも、それでいて、英文法なんてネイティブは使わないだろ、といって英文法を嫌っていた。しかし、やや難解な英文に接するようになってきたりすると、もう所謂フィーリングでは読み切れなくなっていった。そこで、ある学んだ英語教師に文法を意識しながら読むことを習い始めると、見る見るうちに英文が読めるようになっていった。だから、皆さんにも、文法的に読解する、ということをしっかり覚えてほしいと思う。さて、以上の例文の解釈方法は、次の記事以降で紹介していくものとしよう。