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最近読んだ小説レビュー Vol.4

2005年05月23日 | 小説レビュー
最近、あまり読めてないが、時間だけは過ぎていく、毎度おなじみ流浪の企画!
月に一度のこのコーナー!そう、「最近、読んだ小説レビュー」
今回のラインナップは、3つ!


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『人質カノン』 宮部みゆき

≪コメント≫
宮部さんの、短編集です。長編のイメージが強かったのですが、これを読んで、短編なのに読ませてくれる力があるのに驚きました。どの作品も、作りこまれていて、よかったです。個人的に好きなのは、「人質カノン」と、「生者の特権」ですね。この一冊で、レパートリーの多さを改めて確認できました。


『パラレル・ワールド・ラブストーリー』 東野圭吾

≪コメント≫
最初は、現代とパラレルのストーリーが交互に描かれていて、戸惑う部分もあったのですが、読み進めていくにつれ、徐々に二つの世界の意味というか、物語を掴む事ができてきて、最後のオチで、ちょっと泣きそうになりました。恋愛で泣くというよりは、友情の面で、です。これ以上言うとネタバレになるので、控えますが、親友を取るか、恋人を取るかというのは、やはり究極の選択だなと思いましたね。一番のいいのは、三角を維持できる事なんですけど、世の中、そんなにうまく、あまくないですね。


『秘密。~私と私のあいだの十二話~』 12人の作家

≪コメント≫
12人の作家が、A面とB面のショートショートを書いてるオムニバス小説です。(Aサイドから見たB、Bサイドから見たAという2つのショートショート×12)
こういう手軽な感じの小説は、好きですね。いろんな作家の色や、書き方、ストーリーが垣間見れて、しかも一つ一つが短いので、電車の中や、寝る前など、ちょっとした時間に気軽に読める。しかも、僕はコラボレーションが大好きなので、こういうのはどんどんやっていってほしいですね。


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