小さな出来事、大きな足跡

小さなことを積み重ねて気が付くと自分の型ができている。取るに足りない事にも意味はある。

カール見送り

2017-07-29 20:50:16 | 食べ物

東京で買えるのは来月までのカールをようやく購入。9月からは西日本でしか販売しないと発表を聞いてから買う気でいたのに、私の生活圏にあるスーパーやコンビニに売ってない。
どこにいるんだろう。と思っていたところ、昨日たまたま普段行かない場所のファミリーマートで見かけたので即買い。
いつものカールの味だがもう会えないと思うと美味しく感じる。
前はチーズパウダーがまぶされまくりだったが今はあっさりしてきて食べ終わったあと
手がベタベタでもなくなった。

しかしこうしてみるとパッケージや佇まいがレトロだな。むしろよくここまで生きながらえてきたと思う。同じく昔からあるかっぱえびせんなどは今風の期間限定味で気の利いたパッケージに身を包み次々と大手スーパーやコンビニに送り込まれて他のスナック菓子と戦っている感があるのだが、カールにはそういうテコ入れしてもらってる感がない。
もうだいぶ前から限られた場所にしかない商品だったのかも。置いてない物は買えない。
消費者というよりは明治に見放されたんじゃないかとも思うが。

ずっと真面目に働いてきて、それなりに優秀ではあったが中年になり居場所がなくなってきたサラリーマンのようだ。
物の変遷も人間と通じるところがある。
そりゃそうだよね。人に寄り添ってこそ真価を発揮するんだもの。

黙って消えずに一応3か月前に東日本撤退を発表したのだからまだいいか。
その直後は品薄が続き、あちこちでカール送別会が催されたようでもあるし。

しかしまた会える気はしている。ネットで取り寄せてまでは考えないけどそもそも今だって
年間60億の売り上げだというではないの。誰かが目をつけて、そのうち大手スーパーかコンビニの自社商品みたいな感じで似たようなのが出てくるかもとはちょっと思っている。
もしそうなったら私は買うだろうな。

本当にスナック菓子には世話になりっぱなしである昔も今も。
昔から商品の入れ替わりは激しかったと思うけど、昔とは違うと思うのは、多様化が進みすぎてどこに行っても菓子の品ぞろえがちょっとづつ違うところ。
リピ買いしたかったら同じ店に行かないとならない菓子も凄くたくさんあり、食べたい物にこだわるとスーパー1か所で買い物が終わらない。
で、何か所かまわってるうちに、つい買ってしまうものもありエンゲル係数高い高い( ;∀;)

スナック菓子を世に送る側も大変だが応援する側も大変である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿