都内散歩 散歩と写真 

散歩で訪れた公園の花、社寺、史跡の写真と記録。
時には庭の花の写真、時にはテーマパークの写真。

孤立剣残月 

2013-04-10 07:46:21 | CD
孤立剣残月:藤沢周平:原作 松平定知:朗読

登場人物
小鹿七兵衛: 15年前に上意討ちで手柄を立てたが、今はその弟から果し合いの申し出がくる。
高 江  :小鹿七兵衛の妻
鵜飼半十郎:小鹿七兵衛が討った鵜飼佐平太の弟で七兵衛に果たし合いを申し出る。当時12歳、今は27歳。

あらすじ
15年前に上意討ちで手柄を立てた小鹿七兵衛。そのことで英雄ともてはやされ、また七兵衛から武勇伝の話を聞きたい同僚の誘いで茶屋遊びを覚えた。
その後武勇伝の話の誘いがなくなっても茶屋遊びが続き、また女クセが悪いという噂を立てられ、その後は妻からも疎んじられている。しかし二人は、世間体を気にして離縁しないでいる夫婦であった。

15年前の上意討ちで切られた鵜飼佐平太の鵜飼家は廃絶となり、当時12歳の弟は他家へ養子に出た。
その弟は今では27歳となり帰国することとなったこと、そして帰国後は七兵衛に果たし合いを申し込んでくるという話を知らされた。

鵜飼半十郎の果し合いの申し出に焦る七兵衛は何とか果し合いをやめさせたいと思い上役や同輩に懇願する。
七兵衛は、藩命で鵜飼半十郎を討ったのであり、果し合いは筋違いであるなどと、上役の取りなしを頼んだり、朋輩に助太刀を頼んだりしたが、いずれも不首尾に終わる。

こうなれば、果し合いを受けねばならぬと剣の稽古をしてみるものの体が鈍っている。

鵜飼半十郎は帰国後すぐに七兵衛の上司の政敵である家老の許可を得て果たし合いの申し出に及んだ。もはや自分しかないと悟った七兵衛は秘伝「残月」の技に賭けて果し合いの場に向かう。
果し合いが始まると七兵衛の劣勢は明らかで次々と傷を負い、果し合いは鵜飼半十郎がとどめを刺す場面となる。
その時、誰かが走ってくる姿が見える、「来るな」と叫ぶ七兵衛の声に鵜飼半十郎が振り返る一瞬のスキを逃さず七兵衛は半十郎を秘剣残月で仕留める。
駆けてきたのは七兵衛の妻であった。

発行形態 : NHKCD:NHKラジオ第一放送「特集 藤沢周平を読む
放 送 日 : 2004年8月  時間60分
初出詳細 :オール讀物1980年3月号 
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 庭の花 ペチュニア | トップ | 庭の花 ローズマリー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

CD」カテゴリの最新記事