Be Chair 七飯Salon

ココロとカラダが喜ぶ sweets & salon Be Chair です!!!

どんな感情も

2018-07-03 08:31:34 | salon




                             


最近、インナーチャイルドセッションの予約が増えています。
今年は、数秘でいうと、社会年数が「2」。
「2」は感情解放の数です。


そのせいなのか、
自分の中の封印した感情に気づき、それを解放することで自己を癒してあげようとする動きが
活発になっている気がします。


先日の方(Tさん)も、インナーチャイルドセッションを受けに来られました(以下ブログ掲載承諾済み)。
やはりお約束通り、
その直前には感情を刺激するような出来事が「見事に」起こります。


Tさんには、別のセッションで、
お父さんのインナーチャイルドがいて、それが旦那さまに投影されているよ。ということは伝えていました。
これまで、お父さんのICはそんなに出てこなかったので、
それを聞いてもしばらくはふ~ん…という反応でした。


でも、そのあと、いろいろ感情の揺れがあって、
やはり向き合おうと決心されたのです。
で、そのICをいやすためのセッションを予約されていましたが、
その前日に、なんと、旦那様との間で猛烈なケンカ勃発!!
その感情も癒えぬままにサロンに来られました。


さて、実際に退行催眠をかけていくと、
はじめに1歳のICが出てきました。
その子が叫んでいます。、
「お父さんとお母さんのケンカが嫌だ~!」


その子は「自分がもっといい子であれば、ケンカが起こらなかった。
自分が悪い子だから、ケンカが起こったのだ。」
と、原因を自分のせいにしています。


これはよくあるケースで、大人の事情は子供にはわかりません。
両親の問題は自分が悪いからだ、とすべてを自分の責任にとらえる性質が子供にはあります。
特に大好きな父母が苦しそうな顔をしているのは子供にとってつらいこと。
自分がもっと良くなれば…とひそかに胸を痛めているのです。


その子の悲しみを感じ、涙を流してあげると、その子は次第に満足し、癒されていきました。
さらに、本当はお父さんが大好きだったこと、
お父さんと遊びたかったことを正直に伝え、
イメージの中でお父さんといっしょに遊びました。


それで終わろうとした時です。
Tさん、まだなんかもやもやします~と言われます。
その感情に焦点をあてていくと、
中学2年生のTさんが出てきました。


今までたくさん泣いて感情を解放していたTさんですが、
中学生が出た瞬間、表情がなくなりました。
淡々と言葉を話し、そこに感情が一切ないのです。


まるで顔は能面のよう!
無表情で、声にも抑揚はなく、さっきまでのTさんとはまるで別人の人格が出てきました。
「もうあきらめた。」「理想のお父さんはいない。」


あまりに無感情な様子に、なすすべがない感じ。
「全部出していいよ」、と私が言うと、
IC、「言いたいけど、言えない。」「自分が嫌な子になっちゃう。」と言います。


そこで私、
「お父さんに愛されたいと思うのは誰もが持つ、当たり前の感情だよ。
何も悪くないんだよ。我慢しなくていいんだ。そう思っていいんだ。
だから今感じている本当の気持ちを全部出していいんだよ。」と声を掛けました。


するとIC、堰を切ったように、涙を流して泣き出しました。
さんざん感情を解放して、もう大丈夫とICは言ってくれました。
普段ならここで終了するのですが、
不思議なことに、何か私の中にふとわいてきた言葉


「あなたは犠牲者じゃない。怒りを出していいんだよ。」


するとIC、「出すのが怖い。悪い子になっちゃう。」と言う。


やはり。
事前の何度かのセッションで、
父親への怒りがあると出ていましたが、
Tさんが感じたのは悲しみばかりでした。怒りが出てこない。


怒りは悪い感情だから出してはいけない。
Tさんの信念がそれをずっと封印し続けていたんですね。


「自分のために立ち上がっていいんだよ。」、と私。


すると、意を決して、IC、怒りを出し始めました。
「お父さんなんて大嫌い!」
「お父さんなんていらない~!!!」


そうやってやっと出てきた怒りを解放したあと、ICがしみじみと言いました。
「自分がなかった。」
「すべて木の上に置いてきた。」
「ダメな感情だから。」


木?
それはどういう意味でしょう?


実は、Tさんが思春期にいつも見ていたお気に入りの木がありました。
数年前からその木が気になって、故郷に帰ると見に行ってみたTさん。
その時はなぜその木を思い出し、その木に惹かれるのか、意味が分からなかったといいます。
その木の上に、ダメな感情=怒りの感情を置いてきたとICがいうのです。


でも、怒りを出した後、
「やっと私になれたの。」とIC。
感情を取り戻したといいます。


すると、不思議なイメージがTさんの脳裏に映し出されました。
中学生のICの中に広がっていた真っ黒な空洞に、葉っぱがいっぱい生えて、空洞がなくなったと
頭では、まるで理解できない光景です。


しかし、中学生のICはやっとそこで、笑顔になりました。
「笑ってもいいし、楽しんでもいいんだね。」と喜んでいると。
その姿を見てTさんが涙を流されています。


それでもう癒されたと思い、こちらが終わろうとしたとき、
中学生のICには、はまだ心残りがあるようでした。


「お父さんとハグしたい。」
というので、イメージでお父さんのところに行ってもらうと、
なんと!中学生のIC、お父さんに一発お見舞い(←パンチ)


これには、Tさんも私もびっくりしました


「大嫌いだけど、大好き!」と言って、
お父さんにパンチしまくっています!!


でも、最後はハグして終了。
やっと、すっきりした表情をしていたようです


Tさんにとって、悲しみ=感じてもいい感情、怒り=悪い感情、という信念がありました。
両親に愛されるために、ずっといい子を演じてきたTさんは、
自分の中の自然な感情を二度と感じなくてもいいようにするために、
中学生の時に、大好きだった木の上に怒りを葬り去ったのです。


それから何十年。
あきらめとともに、自然な感情を感じることを拒絶したICの中には、
ぽっかりと暗闇が広がっていました。
能面のような無表情な顔で、
なにも感じないように傷つかないようにハートを氷のように固めてしまったIC。


お父さんへの怒りは、一見なくなったかに見えて、
ご主人との関係の中で見事に再現されていました。
しかも、中学生のお子さんの最近の態度が、そのICにそっくりだったといいます。
ママと子どもは密接につながっているから、
ICの感情をそのままお子さんが体験しているんですね。


今の現実と、過去の気持ちは密接につながっています。
無意識に放り込まれた過去の感情が、
今に影響を与えるのです。


そこに光を当て、癒すことで、
しだいに過去の縛りから解放されて、
今ここを生きられるようになっていきます。


無意識のパターンから自由になるのです


どんな感情も、ジャッジしないでその都度味わってあげること。
封印したり抑圧するから、
あるとき火山のように爆発して大変なことになるのです。


どんな感情も、自分の中で許してあげること。
それが自分を大切にすることになり、
本当の自分とつながることにもなるのです


Tさん、自分のハートに自然にわいた感情を、
これから大切にしてくださいね


以下、Tさんの感想です。(ブログ掲載承諾済み)

「ほんとにありがとうございました。自分でもびっくりな展開で驚きました。
最初に出てきた1歳の私が思っていた事象が、この前の日に起こって、びっくりです。
ほんとに、すごいタイミングで起こるなぁと思いました。

あと、2人目の中学生の私には驚きました。
前にも出てきた子だったのですが、全然感情がないんです。
ちょっと話しても、あまり感情が動かず、泣いたりもない。

あれ、これ間違いかも、もうきっと私の間違いだからともこさん、終わりだと思うっておもいましたよ。
でも、ともこさん全く何も言ってくれないので、ともこさんを信じ、続けてみようという感じでした。

したら、ちょぼちょぼ話し出して、その無表情の理由が、いけない感情を木に置いてきたと言うから驚きでした。
自分のしていたことだけど、全然思いもしなかったので。
木の葉っぱとなった感情が戻ってきたときは、身体があったかく、私に戻れたんだぁという感覚でした。

このセッションに向かう時、木々が揺れていて
あぁーなんか応援してくれてるなぁって思いながら、行ったんです。

ここでも、繋がってたなぁと。
いつも中学の時に通っていた木々がずっと私の感情を持っていてくれていたと思ったら
有り難くて、有り難くて、
ほんと、私は一人で生きてきたんじゃないんだとあらためて、全てにありがとうです。

久々にエレクトーンが弾きたくなって、弾いたのですが、ほんと身体から楽しいがでてました。
やっと音楽も楽しめそうです。
まだ、旦那には素直になれていません。
でも、イライラは消えているように思います。
娘にも。
機会をみて、娘にも、この話をしたいと思います。それが出来たとき、もう少し前に進めそうです。

いつも暖かく見守ってくれてありがとうございます。」


次第に、新しいエネルギーが定着していきます。
それまでゆっくりゆっくりですよ!
これからも、見守ってます~




コメントを投稿