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夢路

自由奔放な物書きサイト

「キャンディー。」

2010年07月13日 | よたっちさんの詩
あなたのポケットに

そっと 忍ばせておいた

キャンディー

気がついてくれるかしら?

あの日の 帰り道

あなたが 優しく手をつなぎ

そっと あなたの上着のポケットに・・・

暖かかったよ。

ポッカポカの ぬくもりと

優しさで ドキドキが止まらなかった。

お返しに・・・

そっとそっと 忍ばせたキャンディー

あなたは 気がついてくれたのでしょうか?

気がついて キャンディーを

口にした時に

ほんの少しでいいから

私の事 思いだしてね。
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作者:よたっちさん
コメント (2)
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「頬笑み」

2010年06月28日 | よたっちさんの詩
まだまだ風が冷たく

春は遠い気はするけれど

溶けかけた雪の側に

春の頬笑みが 一つ


芽生え始めた

福寿草の花


その蕾が やがて綻び

黄色く優しい花を 咲かせた時・・・

自然と気持ちが 和ごみ

頬笑みがこぼれる


春の足音がゆっくり聞こえ始め

春色の風が吹き始め

私の心も 春の淡い色となる。
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作者:よたっちさん
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「木の葉たちの演舞」

2010年04月18日 | よたっちさんの詩
空のかなたから

キラキラと 舞い降りて来る 木の葉たち

くるくる回ったり

ひらひら揺れたり

まるで 踊りを踊っているようで・・・

いつの間にか地面には

赤や黄色の じゅうたんが敷かれたかと思うと

木枯らしが それを舞い上げ

華やかな フィナーレを 演出してくれる

私のこころに舞い降りた 一枚の木の葉が

そっと 「そばにいるよ。」と、囁いてくれた

私は嬉しくて

木の葉たちと一緒に

くるくる、くるくると

最高のフィナーレを 舞い続けている。
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作者:よたっちさん
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「冬の夜」

2010年01月02日 | よたっちさんの詩
長い長い冬の夜

こたつにあたり マフラーを編む

糸が途切れないようにと

優しく気持ちを込めて・・・


長い長い冬の夜

あなたに宛てて手紙を書く

いつまでもずっと、ずっと

友達でいてね。と

真白な便箋に こころを込めて・・・


会えない時間が

どんどん あなたを好きになる

優しく流れて行く冬の夜
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作者:よたっちさん
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「雪の日の朝」

2009年09月14日 | よたっちさんの詩
雪の日の朝は 

まるで子供のように

まだ誰も歩いていない雪の上

そ~と そ~と足跡をつけてみる


キュッキュと雪を踏む音が

なんだか懐かしく

寒さなんて 忘れてしまう。


ひそひそと話をするように

降り積もる雪が

とても愛おしく

内緒話を ずっと、ずっと聞いていたい。
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作者:よたっちさん
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