「向き合う」

好きな人でも
ずっと相手にしなかったら愛想をつかす
夢やアイデアも同じように
ずっと相手にしなかったら愛想をつかして
大切にしてくれる人のところへ行ってしまうんだ

今日もほら、目には見えないけれど
また少し距離が離れたよ
時間が経てば経つほど
離れてしまったものを元に戻すのは難しいから
どんなにつらいときでも
背中をみせないで、向き合っていよう
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夢路

「ころころ」

角が立たぬようにと
円くなったはずなのに
少しの傾きで、ころころと
みぎへひだりへ転がって
たくさんの人にぶつかっては
傷つけて、怒られて
すみません、と
謝ろうとしても
また、別のところへ、ころころと
自分で行き先も決められずに
世のなかの傾きに、遊ばれて
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夢路

「ため息」

毎日がつまらないと
ため息をついてしまうぐらいなら
その息で笛でも吹いてみたらどうかな
良い音が出ても
過ぎ去った毎日は戻っては来ないけれど
これからの日々が少し楽しくなりそうだから
いま、あなたがつこうとしたため息で
楽しいことをかんがえてみてください
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夢路

「消えない汚れ」

消えない汚れが
身体についてしまったとしても
無理に落とす必要なんかないよ

見渡せば　ほら
透き通ったものなんか
世の中にはほとんどない

目立つかどうか
その違いはあったとしても
生き続ければ、少しは汚れてしまう

消えない汚れはしょうがない
でも、わざと汚れるなんてことは
しないほうがいい
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夢路

「手」

手を離してしまったら
きっと君は迷子になって
途方にくれて泣いてしまうかもしれない
そう思えるほど
私の掌でおさまっていた小さな手が
いつのまにか大きくなっていたんだね

返す言葉も成長して
なんだか、私の手が小さくなってしまったのか
そう思えるほど
ほんとうに大きくなった

まだ距離はあるだろうけれど
いつか手を離すときはやってくる
君と長い時間触れ合った
その手を振って見送るときが
そう思うと
君と手をつないでいる今
とても幸せなことなんだと思う
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夢路