『悪霊の島(上・下)』スティーブン・キング著、白石朗訳、文藝春秋、2009年)
上下あわせて1000ページ近くある大作。
タイトルから分かるように、幽霊ホラー系の話でクライマックスのイメージがいまひとつ沸かなかったけれど、それでもすごい。上巻では、「いったいこの展開が、どうホラーにつながるのか?」というくらい、あまり関係ないような綿密な人物描写が大半を占める。この描き方が、オリジナリティあふれていてぐいぐい読ませる。で、平和にみえた島での暮らしが、急展開をみせる中盤以降、息つかせぬローラーコースターってかんじ。白石朗の訳が、これまた見事で。。。
いちばん印象に残ったことば。
「人生は車輪のようなもの、だからそれなりに待っていれば、いずれは出発点がめぐってくる」下巻、pp.337-338。座右の銘にしたいくらいだけど、出典を知られるのは ちょっとかっこわるい?!
上下あわせて1000ページ近くある大作。
タイトルから分かるように、幽霊ホラー系の話でクライマックスのイメージがいまひとつ沸かなかったけれど、それでもすごい。上巻では、「いったいこの展開が、どうホラーにつながるのか?」というくらい、あまり関係ないような綿密な人物描写が大半を占める。この描き方が、オリジナリティあふれていてぐいぐい読ませる。で、平和にみえた島での暮らしが、急展開をみせる中盤以降、息つかせぬローラーコースターってかんじ。白石朗の訳が、これまた見事で。。。
いちばん印象に残ったことば。
「人生は車輪のようなもの、だからそれなりに待っていれば、いずれは出発点がめぐってくる」下巻、pp.337-338。座右の銘にしたいくらいだけど、出典を知られるのは ちょっとかっこわるい?!