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魂のゆくえ

2009-06-22 | くるりが好きだ。大好きだ。
う~ん…感想を出すのが難しい。

これまでのアルバムの中で最も洗練されている楽曲たち。TEAM ROCKの頃よりLVが15くらい上がった気がします(笑)

まさに「ごった煮ロック」言うべき感じに様々なジャンルをかき集めているのだけど無理なく消化してスマートにまとまっている感じ。すごいなぁ。

でも、なんだろう。なんか「ひっかかりがない」んですよ。ええ。

なんつーか、僕がくるりを好きになった「TEAM ROCK」や「図鑑」なんかの頃は【未完成の中に垣間見えるセンスというか洗練された部分】というか…を感じるのがたまらなく気持ちよかったんです。←特に図鑑!!

それがアルバムの回を重ねるたびにどんどんメンバーのレベルが上がり、楽曲全体、ひいてはアルバム自体のクォリティが上がって、洗練されて…そういった楽しみ方とはまた違ったとらえ方をせざるをえなくなって。

もちろんそれっていうのは僕一人の勝手な解釈なわけで…

メンバーの加入や脱退。またはオーケストラとの融合みたいな新しいテーマの取組みなどそのつど新しい何かを僕らに提示しては期待さえ、それなりに満足させてくれてはいるんですけど。どうも完璧には満たされない。

そう、「テーマ」といえば、今作は今までのくるり作品にしてはめずらしいテーマのないアルバム。これがまたどうもねぇ。しっくりこないというか。くるりのアルバムには必ずなにがしかのテーマが一本芯みたく通っていてそれが各アルバムの色となり。並べて振り返ると各々の個性がくっきり写し出され、結果的にくるりの音楽的な懐の深さを示していたとおもうんですよ。



…って、なんかここまで書いた文章を読み返して否定的な文章になっていることに気付きましたが、実はそれほど嫌いじゃなかったりします(どないやねん)。ところどころHOOTIE&BLOW FISH(←好き)みたいな楽曲があったりしてたまらんです。

結局、僕は初期のくるりにガツンとやられ過ぎたせいで今の楽曲たちに高いハードルを求め過ぎているんでしょうねぇ。年齢とかもあるのかなぁ。

もう少し聞き込んでみましょうかね。


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