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友人大介の結婚式に出席するためアメリカにやってきた道雄。彼の独身最後のドライブ旅行を謳歌するのに付き合うことに。そんな二人は道雄の昔の教え子麻有子と再会、友達のミナちゃんと共に4人で楽しい時を過ごすが……
監督:チェリン・グラック 出演:小日向文世、生瀬勝久
ナパ・バレーというワインの名所で、ワインをがぶがぶ飲む物語……??
のんびりとした農園で、アメリカなのに治安も悪くなさそうで、それでいてちょっとお洒落な感じ。
そういう雰囲気は悪くない
でも、「寄り道してこなかった大人たちへ」というキャッチフレーズは、最後までしっくり来なかったなあ
道雄は様々な職業を転々とし、大介はいろいろな女性を転々とし、麻有子は結婚に失敗したけど自分の道を確立しようとし、ミナちゃんは何かわかんないけど来る者は拒まずみたいな……。
そういうのが寄り道……?
こういう寄り道もいいよね~、とか、こんな寄り道をしてみようかな、とか、そんな気持ちになれなかったんだけど……
下敷きがそもそもアメリカ映画で、スタッフも全部アメリカ人。
主役の4人だけが日本人。
そういうふうにリメイクする意味がよくわからなかった
ケンカでの怒り方とか、主義主張の仕方とか、ここは自由の国だから楽しまなきゃ、みたいな無責任と紙一重な感じとか。
4人ともアメリカ人にしか見えず……せっかくなら日本人なりの気質とか悩みとか行動とか、そういうテイストが欲しかったな~とか思っちゃって
でも……そういうひっかかりはあったけど、嫌いじゃない
ゆっくりのんびり観るにはいい映画かもしれない。
ワインも飲みたくなるし。
音楽も懐かしい
アクションとか社会派ものに疲れたときにどうぞ、って感じかな
たまたまそのガソリンスタンドに居合わせたが為に殺された息子。相手はギャングでただの通過儀礼でしかなかった。彼らが大した罪に問われないと弁護士に言われ、父親のニックは……
ケヴィン・ベーコン、久々の主役です
都内では一カ所と小規模な公開ですが、飛んで行きました
全編出ずっぱりのケヴィンに、すっかり惚れ惚れ……
とはいうものの、そういうミーハー映画ではなかったのだけども
問題提起は「さまよう刃」と似ている。
映画「さまよう刃」を観ようかどうしようか悩みつつ、原作の読み直しを終えた先週。
読んだのは2度目だけど、救いがない……という暗い感想は変わらず
どうして日本の法律は、理不尽に我が子を奪われても復讐が認められないのか。
法に任せると、信じられない軽い罪にしか問われないのに。
そんなモヤモヤした余韻を引きずってこの「狼の死刑宣告」を観たのだけど、そこはアメリカ。
復讐、やっちゃう
けれど、相手がクズだからこそ、今度はそれが大義名分になってしまうのだ……「仲間を殺された弔い合戦」という。
そもそも自分達が、何の罪もない人を遊び半分に殺したくせに
そこがわからないから、クズなんだよっ
あとはもう泥沼の戦争
報復されて家族をまた失い、その報復を。そしてまたその報復……。
自分もクズに堕ちていく
どうして復讐がいけないとされるのか、、、一つの答えなんだろうな~と思った。
ただ警察は何してるのかな~。
復讐する気満々なのを防ぐ素振りもなく、殺したとわかった後も彼をつかまえるでもなく……その辺が今一つ。
いやいやしかし、ケヴィンファンとしては結構見所ありました~
「クイックシルバー(1986)」を思い出させる一瞬のチャリ姿、走りっぷり、筋骨たくましいお体
51歳とは思えません
何より表情。
父親としての威厳、愛情
殺してしまったときのうろたえっぷり
特にラスト近くの、思いを遂げようとするまさにそのときの、達成感と哀しさがないまぜになった笑み。。。絶品。
ホントに上手い人なんだから……もっと主役やろうよ。
せめてもう少し上映館増やそうよ……。
と、ケヴィンファンとしては不満ぶーたれております
その他の不満1
この「狼の死刑宣告」ってタイトル、どうなの~?
不満2
この単館だけでしか上映していないってひどい
しかもそこの映画館、予告映画もホラーのスプラッタみたいなのばっかで、
怖かったよ~
不満3
白い画面に白い字幕が多くて読みづらかった
もう少し何とかなりませんか……。
不満4
前の席とほとんど高さが変わらない劇場で、前に座ったのは著しく髪盛った女性……なぜぇ
ケヴィン・ベーコン大好きな私→最近観たケヴィン映画 フロスト×ニクソン
以上
友達の保証人として借金を背負い込んだカイジ。チャラになると吹き込まれて参加したゲームは、人生や命までも賭けることになる――
何の努力もしない、勉強もしない、ろくに働かないのに、自分の人生はこんなはずじゃないと言い訳や逃げばかりのカイジ。
だから一発逆転のチャンスなんて甘いささやきに、すぐに引っかかる
そんな自堕落な若者達に香川照之が放つ言葉は強烈だ
主人公の敵なのだから憎まれゼリフなのだろうが、ちょっと共感してしまう部分も。
そもそも原作の漫画家福本伸行さんは、そういうことを大人があまりにも言わなくなった最近の風潮に違和感を感じたとおっしゃっている(日経10/14(夕))。
なるほど、そこがスタートだったなら共感するわけだ
映画で中心に据えられるゲームは、至って簡単なものばかり。じゃんけん、レール渡り、カードゲーム。
それをカイジは機転と気合いで乗り切っていく。
それが見せ場。
う~ん……。
スリリングで面白かったんだけど、これ、「ライアーゲーム」と同じだよね
あのドラマを見たときは新鮮でへえ~と見入ってしまったけれど、そのせいでこちらが二番煎じに思え、オドロキも新鮮味も感じなかった。
更にあちらには「確率論」や「統計」などの要素があって、理論的だった分深かったかな~。
で、じゃあ「軽々しい気持ちでの借金は恐ろしい」という路線はどうかというと、「ナニワ金融道」にはかなわないし。
そういうわけで、ストーリー的にはちょっと残念だったかな……
その甘やかしの風潮だったりの原作者の意図が、もう少し汲まれていると違ったのかも。
ただ、役者さんがかなりイイ
藤原君は、可愛い顔に似合わず何故か狂気を帯びたような役が多くて、何となく割食ってる感があったんだけど、今回はへたれからの成長ぶりを力強く見せる
天海さんも、こういう粋で威勢が良くて、それでいてちょっと影のある役所がとても似合っていた
そして何と言っても香川さん。
勝ち組の鼻持ちならないエリートが上手すぎ
「ゆれる」の卑屈な役を見たばかりなので、同じ人なのに全く違うテイストが面白すぎ
もったいなかったな~と思うのが、友情出演の松山ケンイチくん。う~ん、あれだけですか……残念
それと山本太郎さん。後にも出てくるかと思いきや、退場したっきり。これも残念
総括――面白かったけど、ちょっと目新しさに欠けたかな、でも役者さんは見応えあった。
そんな映画でした。
追記
平日昼だというのに、母親に連れられて観に来た小学生がずーっと咳をしてました。インフルで学校を休んだのでは? おまけにマスクもしていないその非常識さ
離れた席でも気になるほどの激しい咳。
そういう人が映画館に来るってどうなんですか。治るまで待てないのでしょうか。。。