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マスダンパーとは

2007-02-03 | F1 空力関連

マスダンパーとはどうゆうものなのか?
簡単に言うと、ノーズ内に収まってる筒状の重りが上下に動くことで、車体を安定させるものです。

例えば、マシンが縁石に乗り上げながらコーナーを突破していくとき、
普通ならマシンは跳ね上がって、タイヤも地面から離れ、不安定な体勢で行かなければなりません、
しかし、縁石を乗り上げたときに重りは下に行き、マシンを下方向に向けようとさせます。
つまり、タイヤを必要以上に跳ねさせずグリップを得ることができるのと同時に、
マシンの姿勢を安定させることができます。
また、マシンが必要以上に沈んでしまい、ダウンフォースの発生量が変化してしまうようなときも、
マスダンパーであれば重りが上にあがり、マシンと路面との間隔を正常値にさせることで、
一貫したダウンフォースを得ることができます。
しかし、マスダンパーの制御はかなり難しいらしく、
ちゃんと使えたのはルノーのみだったようです(トロロも使ってたようですが、効果は・・・?)。
そこで、他チームからマシン安定の要素が可変空力パーツだというタレコミがあり、
FIAが動いたということです(フェラーリが発言したとの噂)。
ルノーは、タイヤのパフォーマンスをあげるためのものと主張しましたが、
FIAはポイント剥奪の可能性をちらつかせルノーは従わざるを得ませんでした。
そもそも、ルノーはマスダンパーを05年途中から搭載し、
06年型のR26はマスダンパー装着が前提で開発・設計されたました。
そんな、キーパーツが禁止されてたのですから、たまったもんじゃありません(0.3秒/LAP遅くなるといわれます)。

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F1'06総括ルノー



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