さいとうたかを先生の代表作「ゴルゴ13」。
長寿なコミックとして知られる作品だが、いつ頃から連載されたかというと、1968年11月かららしい。
はっきり言って、信じられないぐらいの長寿作品だ。
ご存知の通り、ゴルゴは超1級のスナイパーで、受けた依頼は完璧にこなす。
無表情で、その体力は超人的。狙撃の腕は神がかり。
彼は、時間にもおそろしく正確で、待ち合わせの時間には、時間ピッタリに現れる。
1秒も遅刻しないし、1秒も前倒しでは現れない。
そんなキャラクターだ。
この設定の「待ち合わせの時間ピッタリに現れる」という点、私は以前ちょっとツッコミみたいなことを考えたことがあった。
時間ピッタリに現れる?仕事柄、待ち合わせの場所に行くには、飛行機を使うこともあるだろうし、電車や船の場合もあるだろうし、車で行くことだってあるだろう。
ならば、人身事故や、欠航、などの不測の事態だってありえるはず。
なのに、いつも時間ピッタリに現れることができるのはなぜだろう。遅刻もせず。
まさか、移動手段がどんな不測の事態に陥るかを見とおしているのか?ならば予知能力を持ってることになる・・。
また、信号のタイミングまで読み切っているのか?
道路工事などの情報もすべて把握しているのか?
・・などなど、考えなくてもいいことを考えたこともある。
コミックの架空の人物なので、そこまで考えなくてもよさそうなものなのに(笑)。
ただ、もしこれを現実の人が実現するためにはどうしたらいいだろうと、考えたこともある。
そんなことをとりとめもなく考えて、結局でた結論は・・
実はゴルゴは、約束の場所に、指定された時刻よりも早くすでに到着していて、いつでも依頼主の前に現れられる場所で潜伏しているのだろう。
で、潜伏している場所から、約束の待ち合わせ場所の確認や、状況などをチェックしているのだろう。
なにせ職種が職種だけに、自分の命がいつ狙われるかもわからない。
そのためには、その場所の状況の把握はマストであろう。
場所によっては、天候もある程度予想し、天候予想次第ではかなり早めに現地入りしておく必要がある場合もあるだろう。
また、もし不慮の事件や事故が起きて、定刻通りに現地入りできそうもない状況になったら、その超人的な能力や体力を駆使して、あらゆる手段を使って現地入りするのだろう。
だから、指定の時間ピッタリに依頼主の前に現れることができるのだろう。
そう考えると・・
例えば、指定の時間の3秒前に指定場所の前に現れた場合、たとえばそれがドアの向うの部屋だった場合、部屋の前で待っているのかもしれない。
もしくは、すでに部屋に入っていて、物影に隠れているのかもしれない。
で、定刻になった瞬間・・
「要件を聞こう」
になるわけだ。
ただ、ゴルゴが、指定の時間の直前に潜んでいる場所で、誰かに出くわしたり、見つけられたりしたら・・・ちょっと気まずいかも??
それを想像すると、ちょっと楽しい(?)。
でもまあ、あのゴルゴだからして、そんな事態にならないようにはしているのだろう。
遠く離れた場所から、指定の約束場所と約束時間に現れるには、それこそテレポートでもできないと無理。
いくらゴルゴが超人的な能力の持ち主でも、超能力テレポート能力を持ってるわけではないだろうから。
・・・?
いや、待てよ・・まさか・・実は超能力者?
ただ、それを隠しているだけで・・。
もしそうだったとすれば、作品のジャンルが別のジャンルになってしまいそうだし、やはりそれはないよね(笑)。
ゴルゴ13が「仕事を引き受ける」のは、狙撃射殺する相手が「悪徳政治家・マフィアのボス」など、悪人に限られているのですか?
私も愛読している漫画ですが、国際情勢や背景を押さえることに精一杯で、「彼は、いったい誰が“敵”なんだろう?」と今、考えた次第です(^^;)
ゴルゴ13への仕事依頼の標的が、善良で勇敢な庶民(つまり依頼主は「マフィア排斥運動」に苛立つマフィアのボスなど)や、独立解放運動のリーダー(つまり依頼主は独裁者や、その司令下にある親衛隊保安部など)である場合は、あるのですか?
日本では、お馴染み時代劇『必殺仕事人』は、常に弱い庶民の味方で、仕事相手は決まって「悪代官・悪徳役人・ヤクザ」などですよね。
『ゴルゴ13』の場合、そこを詳しく教えてください(*^^*ゞ
なので悪人が標的とも断言できないでいます。
コミックの主人公としてゴルゴも根底には熱い心はあるような気はしますが、そういうのを表に出すシーンはあまり見かけませんね。
ゴルゴをたまに読んで思うのは、作者やスタッフの努力です。
そうとう世界情勢を勉強してるんだろうなと思います。
だからこそ、政治家にも読まれてるんでしょうね。
ゴルゴの敵に関しては、通して読んでみないと断言はできないでいます。すいません。
単純に善悪の区別で括れる人物ではないと思います。
ただ、もしも彼が捕まり、裁判にかけられたら、無罪にはならないでしょう。
殺した人間の数から言って、日本では死刑になると思われますが、その一方で、彼を必要とする世界の要人・権力者が政治的な圧力を国家単位で裏でかけてきて、罪を免れる可能性もあるような気もします。
ルパン三世と仲間たちも、善良な庶民を傷つけたり、ましてや殺すことは決してありませんよね。
彼らを追跡してくる銭方警部にさえ情けをかけている場面は、たくさんあります。
もし、ゴルゴ13に「仕事依頼の標的が「マフィア排斥運動の指導者」」だった場合は…!?
私が予想して創作してみました(笑)
一旦、仕事は承諾して、どこへともなく消えていくゴルゴ13。
一方、仕事依頼したマフィアのボス「これで俺たちは、大いに暴れてやることが出来る!
俺たちを追放しようとしているリーダーの○○さえ消えれば、俺たちの天国だぜ!
街の連中には、地獄だがな(笑)」
部下「ボスも、悪い御方ですね(笑)」
ボス「俺たちは、犯罪と暴力が仕事だ。
容赦は無用なんだ」
さて、ゴルゴ13、仕事決行の日時、依頼主であるボスの目の前に現れ、問答無用でボスを狙撃!
撃たれたボス「な、何故だ?俺は、○○を殺れと依頼しただろ?」
ゴルゴ「俺は、庶民に手を出すような奴ではない。
お前のような悪魔こそ、問答無用だ!」
ボス(最期の言葉)「ち、ちくしょう。お前の性格を見誤った俺が間違っていたぜ…」
こういう展開になりそうではありませんか?o(^-^)o
恐らく、こういうストーリーありそうですよね♪ (#^ー°)v
ルパンと銭形に至っては、本当はこの2人は親友じゃないか・・みたいな部分もあり、銭形もルパンも互いをよく知っている。
時には銭形がルパンを助けるようなシーンもあったように思います。
あの2人は、鬼ごっこを楽しんでいるような部分も私は感じたりしました。
鮎川さんのオリジナルストーリーのゴルゴは、根っこには正義がありますね。
まさに正義のスナイパー像ですね。
ゴルゴはいったん引き受けた仕事は全うするのが常なので、その場合、マフィアのボスの依頼で、まずマフィア排斥運動の指導者を倒した上で、実は別の依頼でマフィアのボスの狙撃も頼まれていて、マフィアのボスも倒す・・・・そんな展開もありそうな気もします。
ゴルゴは、任務完了した仕事の結果が、「正義の味方」であることもあれば、「極悪人」でもあるのでしょう。
ところで・・もしゴルゴが実在したら、彼に仕事を依頼したい人もいれば、彼に狙撃してもらいたい人物・・・世界中でいることでしょうね。
私もそんなには読んでいませんが、依頼人と接触するシーンはなんとなくわかります。
暗い部屋、アタッシェを手にした男が少しイラついた感じで時計を見る。
文字盤は12時を指している。
周囲を見渡す男、すると男の背後でライターの火が灯り、
シガリロに火を付けたゴルゴが壁を背にして立っている。
慌てて近寄ろうとする男にゴルゴが一言。
「動くな…話を聞こう」
と、こんな感じでしょうか。
いしいひさいちさんのまんがに、こんなのがありました。
暗い部屋、アタッシェを手にした男が少しイラついた感じで時計を見る。
文字盤は12時を指している。
男の背後でむしろをはねのけて殺し屋登場!
男「ずっとそこに隠れていたのか?!」
殺し屋「うん」
まあ、時間通りに依頼人の前に現れるのはゴルゴの大きな謎のひとつですね。
結果として巨悪は倒れるんですから、正義の味方とは呼べなくても、
ダークヒーローには間違いありませんね。
あ、遅ればせながら私もブログ始めました(笑)
そう、ゴルゴはかならず壁を背にしてるんですよね。
背後から襲われないように細心の注意を払ってるんでしょう。
職業柄、彼はいつ狙われてもおかしくないですからね。
そういう意味じゃ、絶えず緊張の中で生きてるんでしょうね。
いしいひさいちさんのその漫画の発想、今回の私のネタと相通じるものがありますね。
どう考えても、あらかじめ指定の場所に現れて、時刻ピッタリになるまで待機しているとしか思えませんから。
巨悪を倒すためには、目の前のことの解決のためには、手段を選ばないし、時には悪人になることもいとわない・・・ということなのかも。
そうなると、彼も一応は、正義ということになるのでしょうか。
私はかねてから捨丸さんはブログを開設されたほうがいいのではないかと思ってました。
懐かしい話や、映画の話など、あれこれ発信したいことがあるのではありませんか。
ともあれ、解説おめでとうございます。