時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

野良の黒猫、その後

2019年09月08日 | 日々の、あれこれ

 

これまで何度か書いていることだが、我が家の玄関前でいつも昼寝していた野良猫(黒猫)がいた。

「いた」と書いたのは、ここんところ全く姿を見せなくなったからだ。

わざわざ煮干しを買ってきて、その黒猫の姿を見かけるたびに、煮干しを与えて餌付けしていたのに。

 

煮干しをあげるようになる前は、本当に頻繁に来ていた。

だが、煮干しをあげるようになってからは、逆に・・・姿を見せる機会が減っていった気がする。

以前は、それこそ毎日のように来ていたこともあったのに。

 

私が猫の鳴きまねをすると、「ニャーン」と返してくるようにもなってたし、私が近づいても逃げないようにもなっていたし、時にはかがむ私と見つめあうこともあったのに。

 

もしや・・・煮干しがあまり気に食わなかったのだろうか。

その割には煮干しをあげると、ムシャムシャ・ボリボリ全て平らげていたのに。

 

そういや、最後に餌をあげた時、「え?おいおい・・」と言いたくなるような行動を、その黒猫はとったっけ。

近づいていつものように煮干しを取り出し、その猫の前に置いたのだが、その猫はフ~ッと威嚇するような行動をとった。

その割には、餌は全て平らげたのだが・・。

この行動の謎が知りたくて、ちょっと調べてみたら、せっかくあげた餌を取り上げられると思って威嚇したのかもしれない。

あげた以上、そんなことしないのに。

第一、  地面に置いた煮干しを回収して、私自身が食べるとでも思ったのか?

おいおい・・。

 

 

最近は、私の家の玄関前だけでなく、ご近所の玄関先にもいない。それどころか、私の住むエリア内でも見かけなくなった。

以前は、たまに数日間私の家の前に姿を見せなくなっても、向かいの家の玄関先や、はず向かいの家の玄関先、あるいは近くの道で姿を見かけたりしたのに。

 

 

テリトリーを他所に変えたか、どこかの猫と結婚して、その猫の買い主の家に飼われるようになったか。

あるいは・・・もしや・・死んだ???

 

とりあえず、最近少し私に慣れてきたと思ってたのだが、餌をあげたのに威嚇するような音をたてたことに、私は少し残念にはなった。

まあ、態度には出さなかったつもりだけどね。

威嚇の態度を見て、私はすぐにその猫のそばを離れたから。

 

私のその時の気分を、その猫は察したのかな。

 

私が現時点での最後にその猫を見かけたのは、私の家の脇に、通行人からやや死角になるような場所でうずくまっていた姿。

その数日前、餌をあげたら「フ~~~ッ」と威嚇するような音をたてたので、あえてその時は、その猫の存在に気づいても私は素通りした。餌をあげてまた威嚇されても・・ねえ。

少し時間をおいて、いずれまたその猫の機嫌がなおったら、あげよう・・・そう思ったのに。

 

まさかそれがその猫を見かける最後になろうとは思わなかった。

 

 

その猫は長年野良猫できたのだろう。なので、野良の性格はどうしても抜けないのかもしれない。だとしたら、こりゃもうあきらめるしかない。

 

あるいは、過去に、人間にいじめられた過去でもあるのだろうか。

 

 

ともかく・・・ここんとこ全く姿を見かけない。

 

やはり・・・死んでる可能性も・・・・ある。

 

というか・・その可能性は高いような気もしている。

 

野良は野良のまま、寿命をまっとうしたのだろうか。

野良のプライド(?)を持ったまま。

一度くらい、なでてみたかったが・・。

 

 

と言いつつ、家の玄関を出る時、無意識のうちにあたりを見渡してしまう私がまだいる。

あの野良猫、来てないかな・・・と思って。

 

でも、・・今日もいない。

たまに、地面の黒いシミが、黒猫に見え、「お、久々に帰ってきたな」などと一瞬思ってしまったりするが、次の瞬間それは普通の黒い染みに戻ってしまうのだ。

 

やはり・・・私の家の玄関のそばには、いないのだ。

 


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6 コメント

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Unknown (中森勇斗(なかもり・ゆうと))
2019-09-08 20:41:49
ブログを拝見しました。

そうですね、、、、
ちょっと、心配でもあり、やりきれない、お気持ちでしょうね。

ともかくね、、、野良猫の振る舞いというのは、不可解なことが多いですね。
今まで、良く姿を見ていたのに急に見なくなり、また、暫くして急に現れると、いうことがしょっちゅう有ります。

ただ、野良猫というのは飼い猫に比べて、寿命が短いことは確かです。

ぼくは、猫を飼ってます。虎猫です。
今、ぼくの膝の上に乗っています。

二年前には、長いあいだ飼っていたシャム猫が死亡しました。
享年22歳でしたね。
人間でいえば、百歳の、おじいさんです。

本名は、小夏(こなつ)でしたが、もう、『おじいさん』と呼んでましたね。

まあ、飼い猫は、わりと長寿です。

★それはともかく、その黒の野良猫、、、、、また、でてきたらいいですね、、、、、、、、
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Unknown (だんぞう)
2019-09-08 21:01:11
わが家の玄関前には、けっこう前から出没してました。
もう何年にもなります。
前から、気まぐれな奴だなあとは思ってました。
居る時は毎日いたし、何日も姿を見せない時もありましたので。

ただ、今回は、姿を見せなくなってから、長いです。


それにしても、せっかくエサをあげたのに、威嚇してくるという行動の意味がわかりません、、、。

この猫は、ある程度は人間に慣れてる気がしますが、ある一定以上は線を引いてる感じです。
根っからのノラなのかもしれません。

けっして若い猫ではないと思います。 
どこまで老猫なのかはわかりませんが、、、。
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Unknown (鮎川愛)
2019-09-09 12:55:52
猫は、気まぐれですからね。

飼い猫でも、そうなので、野良猫ともなれば、なおさら…。

餌をあげたからといえ、犬のように生涯、その恩を忘れない生き物とは違うようです。


それにしても、だんぞうさんの「ニャー」は聞きたいですね(笑)

その野良猫が応答するほどの鳴き声ですものね♪
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Unknown (だんぞう)
2019-09-09 13:06:20
確かに猫は気まぐれですね。

最後に自宅の玄関前でその猫を見かけてから、けっこう時間がたっているので、以前のことなど忘れてしまってることでしょうね。

猫は3日たてば恩を忘れる、、、なんて説もありますから。

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Unknown (捨丸)
2019-09-09 21:24:22
ノラの場合、新しくその地域にやってきた若い雄猫が古株の猫を追い出してしまう・・・なんて事もあるようです。
黒猫さんが老猫だった場合、そんな可能性もあるかもしれません。

ノラ猫って人間にとって一番身近な野生ですからね、それなりにシビアな生存競争の中で生きているのです。

でも、鮎川さんのおっしゃるように、ある日ひょっこり戻ってくるかもしれません。
玄関の扉を開けたら「にゃ〜ん」なんてね(笑)
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Unknown (だんぞう)
2019-09-09 22:28:21
以前は野良猫は何匹もいたんですが、最近はわたしが見た限りは、その黒猫以外は見かけません。
少なくとも私の家の近所では。


良くも悪くも、その黒猫は孤独そうにも見えます。

まあ、どこかで元気で生きてればいいや、、、そお思ってます。

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