有名なミュージシャンのコンサートを見に行くと、たいがい会場でパンフレットが売られている。
コンサートに行って、そのツアーのパンフレットを入手するのを楽しみにしているファンは多いだろう。
私も、ある程度その中の一人。
めったにコンサートに行く機会がない人などは、たまに行くコンサートではパンフレットを入手するのは、とりわけ楽しみな方もいるだろう。
だが、このパンフレット。
買う時に、中身をよく吟味できない場合が多い。
また、中身の善し悪しよりも、記念品の意味合いで、パンフの出来・不出来にかかわらず購入する方もいるのではないだろうか。
そう、出来・・・不出来。
というのは、パンフレットによっては、時に「手抜き」っぽく思えてしまう出来のパンフもあるからだ。
コンサートに行って、売店などでパンフを買い、自分の席に着き、コンサートが始まるまでに少し時間がある場合、席に座ってパンフを見ながら時間をつぶすというのは、コンサートの楽しみの一つ。
パンフを見ながら、もうすぐ始まるコンサートへの期待を膨らませるのは、中々楽しい時間でもある。
わくわく感も高まる。
だが、手抜きっぽく見えるパンフだと、どうも時間がつぶせない。
ここで私が言う「手抜き」っぽく見えるパンフは、どういうものかということを書いておこう。
ただ、これはあくまでも私の個人的な意見なので、誰にでも当てはまるものではないことは前置きしたうえで。
私が「手抜き」っぽく思えてしまうパンフとは・・・・ズバリ!
写真しか載っていないパンフ。
もちろん、パンフのために撮り下ろされた写真が載っているのは嬉しい。
嬉しいことは嬉しいのだが、読めるページもあってほしい。
写真だけだと、見て終わり・・・で、なんというか、あっけないのだ。
それに比べ、「あ、このパンフは買ってよかった」と思えるのは、写真だけでなく、読めるページもふんだんにあるパンフ。
そのコンサートの出演者へのインタビュー、バンドメンバーの紹介や、ファンへのコメント。
そのミュージシャンの過去作品のレビューや、コメント付きの紹介。この場合、宣伝でもいい。
そのミュージシャンの年表。時代背景なども紹介されていたら、更に良し。
コンサートスタッフの紹介。もしくは、スタッフへのインタビュー。
そのミュージシャンのキャラクター商品の紹介。買う買わないはともかく、そんな商品があるということを知ったり、見たりするだけでも楽しかったりする。
などなど、これだけあれば、コンサートが始まる前の「待ち時間」を、客はパンフを読んで時間をつぶしながらワクワクしながら過ごすこともできる。読む場所が多ければ多いほど。
でも、写真しか載ってないパンフだと、時間がつぶせない(笑)。読むところが無いんじゃねえ・・。
読む場所が多いパンフだと、それなりに贅沢な感もあるし。楽しみも多い。
その反動(?)で、写真しか載ってないパンフは、逆に手抜きのように思えてしまうことが・・・ある。
「え? ・・・・これだけ?」って感じで。
席について、パンフを見たり読んだりしながら、コンサートの開演を待つ・・・・それは、私にとってはコンサートの楽しみの一つなので、ついパンフに関して、こんなことを書いてしまった。
なお、写真は、とりわけ印象深かったコンサートの中のひとつ、ブルース・スプリングスティーンのコンサートのパンフ。
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