8月18日の木曜。
私の会社の屋上には、屋上の気温を計る機器があり、その数値が私のいる部屋に表示されるディスプレイがあるのだが、その日この夏の最高気温を表示した。
その気温は・・・なんと!
39.8度!!
どういう数値だ・・・。
この日のニュースでは東京の最高気温は37度近い数値だったのだが、私の会社の屋上では、それを上回る数値を計測していたのだ。
もしや、この日・・・・私の会社の屋上は、日本一高い温度だったのではないか・・・とも思いたくもなった。
もう、ほとんど外になどいたくない・・・そんな心境だった。
とはいえ、仕事はしないわけにはいかないので、仕事は続行してたのだが、頭も体もフラフラだった。
39.8度という数値が、もしも人間の体温だったとしたら、非常に危険な数値。
そういうレベルの気温が、地域を包み込んでいたのだった・・。
この温度の中にいて、この数値を知った私は・・・・
もう、笑ってしまうしかなかった。
昔、東京の夏というと、せいぜい33度台くらいまでだったような気がするけどなあ。
35度以上の気温の中で、夏休みを過ごした覚えは・・昔はないと思う。
35度過ぎると、仕事などでやむをえない場合を除けば、外に出たくなくなる・・・。
ましてや39度台だなんて・・・・。
もっとも、その翌日、気温は午前と午後で劇的に変わった。
朝は前日のような猛暑だったのだが、昼ごろの豪雨と共に、気温は一気に初秋の気温に変わった。
午前は真夏、午後は初秋・・・・という、珍しい一日になった。
前日の、この夏の最高気温は、なにやら酷暑の最後っ屁のようにも思えた。
気のせいかもしれないが、夏の虫である蝉は、気温が下がった今の方が元気に鳴いている気がする。
鳴き声が聞こえる方角が、今の方が多い。
それだけ、あちこちで蝉が鳴いているということだろう。
夏の虫でも、さすがにあの酷暑の中じゃ、参っていた・・・ということなのだろうか。