ボチボチやろうや

日々の勉強について

王の挽歌(上・下)

2011-01-02 10:45:35 | 日記
遠藤周作
新潮社 1992

図書館で借りた。豊後の大友宗麟の生涯と大友家没落を書いた作品です。大友宗麟といえばキリシタン大名というイメージがありますが、本書によると大友宗麟が洗礼を受けたのは晩年であり、前半生では南蛮貿易を主眼において宣教師たちと接していたようです。領地をまとめるために仏門に入ったこともあるようです。秀吉の朝鮮出兵なども描かれています。昭和の文豪が客観的に書いた文章は淡々として読みやすいです。戦国時代が好きだけれでも、ライトノベルまがいの読み物は遠慮したい、という方にはお薦めです。

ブラックペアン1988

2011-01-01 17:38:54 | 日記
海堂 尊
講談社文庫 2009

新幹線のホームで買った。移動中には手をつけず、帰宅してから読み始めました。ん!?いきなり6章?買ったのは下巻でした。仕方ないのでツタヤで上巻を買い足しました。1988年、東城大学の外科で繰り広げれるミステリー?です。既読感を感じると思ったら、「チームバチスタの栄光」の著者でした。無知とは恥ずかしいものです。「チーム・・・」は未読で映画を見ただけなのですが、同じような雰囲気です。今にも映画に出来そうなキャラクター設定、舞台設定ですが、私には、ほんでなに?というストーリーに思えました。私が感性に乏しいだけだと思います。人に薦めるほどではないかなぁ。外科医が躍動する医療ドラマが好きな方には薦められます。