遠藤周作
新潮社 1992
図書館で借りた。豊後の大友宗麟の生涯と大友家没落を書いた作品です。大友宗麟といえばキリシタン大名というイメージがありますが、本書によると大友宗麟が洗礼を受けたのは晩年であり、前半生では南蛮貿易を主眼において宣教師たちと接していたようです。領地をまとめるために仏門に入ったこともあるようです。秀吉の朝鮮出兵なども描かれています。昭和の文豪が客観的に書いた文章は淡々として読みやすいです。戦国時代が好きだけれでも、ライトノベルまがいの読み物は遠慮したい、という方にはお薦めです。
新潮社 1992
図書館で借りた。豊後の大友宗麟の生涯と大友家没落を書いた作品です。大友宗麟といえばキリシタン大名というイメージがありますが、本書によると大友宗麟が洗礼を受けたのは晩年であり、前半生では南蛮貿易を主眼において宣教師たちと接していたようです。領地をまとめるために仏門に入ったこともあるようです。秀吉の朝鮮出兵なども描かれています。昭和の文豪が客観的に書いた文章は淡々として読みやすいです。戦国時代が好きだけれでも、ライトノベルまがいの読み物は遠慮したい、という方にはお薦めです。