半澤正司オープンバレエスタジオ クリスタルルーム

18年間 世界中で踊り抜いた、プロフェッショナル 半澤正司が見せる!
これが、バレエ・・・
世界に通ずるバレエです!

ブルーカーテンの向こう側(男バレエダンサーの珍道中)第51話

2017-04-04 08:48:54 | ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダン
皆さん、バレエ教師の半澤です!よっしゃ~っ、レッスンしましょう~っ!!
http://hanzanov.web.fc2.com/top.html (ホームページ)
http://hanzanov.web.fc2.com/index-J.html(オフィシャル ウエブサイト)
皆様、12月23日 天皇誕生日の祭日に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus,eonet.ne.jp

連絡をお待ちしてますね!!

朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

日曜日のバリエーションはドン・キホーテより、3幕からの「キトリ」の
バリエーションです。扇子を使って楽しく踊りましょうよ!!
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側(男バレエダンサーの珍道中)
第51話
次の朝、バレエ団の玄関に着いてビックリした。イギリス人の
ロバートが「やあ…!」と立っていたのだ。ロバートは
イギリス人でも小柄な男で、身長はショージとほぼ一緒
だが骨格はがっしりしていた。ロンドンでのオープン
バレエレッスンで知り合い、いつも仲良くしていたが
彼はイタリアのバレエ団のオーディションに落ちて
しまった。その悔しさと、仲の良かったショージと
離れる事を寂しがり、ロンドンで別れ際には
ショージの前では見せた事のない涙を流しさえした。

 ところがそのロバートが遥かロンドンから、イタリアの
小さな街レッジオエミリアに突然現れたのだ。ショージは
驚き、そして懐かしさのあまり「どうしたの、何故ここに?」
と聞くと、「僕は決めたんだ!ここのバレエ団に何でも
するから裏方の仕事を手伝わせてくださいと頼むんだ。
ただ、その代わりと言っちゃ何だがレッスンだけは一緒に
させて下さいと交渉するのさ!」

ショージは耳を疑い「は? そんな事出来んの!?」
ロバートは「何でも物事は交渉次第さ!今から早速、
掛け合いに行く!」と事務所へ向かった。 ショージは
呆れたが更衣室で着替えて、稽古場でウォームアップを
していると、ロバートが満面の笑顔でレオタードに
着替えて入って来た。「ありゃ!その格好は…!?
それでどうなったの?」ロバートはショージに言った。
「僕はこのバレエ団の美術部で雇って貰えたし、レッスンも
オーケーさ!ただし、給料はとても少ないけどレッスンが
受けられると言う事で商談成立だ! 問題は寝る所だよ…、
じゃ、そこんとこショージ、 宜しくな…!」「は? 」

人間、どこでどうなるかわからないとはいつも思って
いたが、まさかこんな事があるのかとショージは
ロバートをまじまじと見つめた。夕方のレッスンと
リハーサルが終わり、急いでアパートに帰るとランドル、
ロバートの順番で夕食を作りショージは最後に作った。
ショージはフライパンでチキンを焼き上げたり色々な
料理に挑戦するので時間が掛かる事から最後に回される
のだ。あまり好きではない豆料理もプロテインを補給
するために調理したが、ショージの考える料理法では
美味しくは作れなかった。

遅めの夕食を食べ終えると決まって商店街を散歩した。
「ああ、とても寒い…」冬の時期のレッジオエミリアは
ネビアという真っ白な深い霧が出る。1メートル先も
見えなくなるほど幻想的でショージは大好きだった。
散歩をする時には必ずウォ-クマンを携え、ヘルベルト・
フォン・カラヤンが指揮する「アルビノーニ」を聞き
ながらベルリンに行く日を夢見た。

ある日、ショージがアパートに帰って来るとイギリス人の
ロバートが満面の笑顔で、「ショージ、やったぞーっ!
僕の思っていた通りさ!だから言ったじゃないか、
やったぞ、バレエ団に入ったんだよ!」「え~っ!?
おー、ロバート!流石はイギリス陸軍の父を持つ男よ、
君はとうとう狙い通りにやってのけたのか…!人間、
何処でどうなるか分からないって思っていたけど凄いな!
やってのけたのかロバート!」
(つづく)
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