半澤正司オープンバレエスタジオ クリスタルルーム

18年間 世界中で踊り抜いた、プロフェッショナル 半澤正司が見せる!
これが、バレエ・・・
世界に通ずるバレエです!

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中)第19話

2017-07-27 09:33:07 | ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダン
皆さん、バレエ教師の半澤です!よっしゃ~っ、レッスンしましょう~っ!!
http://hanzanov.web.fc2.com/top.html (ホームページ)
http://hanzanov.web.fc2.com/index-J.html(オフィシャル ウエブサイト)
皆様、12月23日 天皇誕生日の祭日に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus,eonet.ne.jp

連絡をお待ちしてますね!!

朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

日曜日のバリエーションは「眠り」からのオーロラの第二幕のバリエーションです。
ではクリスタル・ルームでお待ちしておりますね!
連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ブルーカーテンの向こう側(男バレエダンサーの珍道中)
第19話
ショージは20歳になろうとしていた。そんなある日、
通っている六本木のバレエスタジオの皆からけんも
ほろろに言われた。「お前、馬鹿じゃない?お前の
様な者がロンドンに行ってどうなるの?お前よりも
素晴らしくて子供の頃からバレエをやってきた先輩の
ダンサーたちでさえヨーロッパに行っても全然通用
しないというのに、技術もスタイルも持ち合わせて
いない様な男がヨーロッパに行ってどうしたいの?
馬鹿らしくて話にならない…」とまるで相手に
されなかった。

ショージは自分の目で本物のダンサーというのは
どんなものなのかを知りたくなったのだった。本物の
ダンサーたちの身体から絞り出される汗の香りや、
同じ空気を吸いたかった。

「何を指して本物と言うのかそれを知りたい…それに
親ももうこの世にはいない…東京にいてもどうしようも
無い…。それだったらいっそ僕は日本にいるよりも夢に
見たイギリスに行って、ロイヤル・バレエがどんなもの
なのか絶対に見てみたい…!出来る事なら学校に入れて
もらいたい…」

そう心に思いついた時からショージの運命は変わり
始めたのかもしれない。それまで灰色にしか見えな
かったこの世の全てが全く今までとは違うように見え
始めたからだ。ショージは必死で朝方まで働き、
バレエも1日に3回ものレッスンを休まずに受け、
コツコツと飛行機代を貯めた。バイトの金で生活し、
バレエのレッスンを3回もしながら金を貯めるのは
とても大変なことである。食事もギリギリ死なない
程度に制限していた。働いたお金はバレエに使い、
残れば全て貯金にまわした。お金は使ってしまったら
最後残らないからだ。

イギリスに行くためには高い航空券代を稼ぎ、貯金も
しなければならなかった。毎日腹が空いて仕方が
なかったが、決して諦める事はなかった。ショージの
夢だからだ。夢が無かったらどうやって生きていったら
いいのかショージには分からなかった。

「ああ…神様!本当にもし神様がいるのなら、夢を
実現出来るのならば、私は長生き出来なくても良いから
私の夢を叶えてください、お願いです!一生にたった
1回だけで良いから僕のこの夢を叶えてくださいませんか…
お願いです!」そう言って空きっ腹をさすったのだった。
(つづく)
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