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社長様、かく語り記

東北のとある社長の名言・行動から、人としてあるべき姿を探していきたいと思います。

社長様と学生運動

2013-02-27 13:16:37 | 日記
わたくし数年前に、昔あった学生運動について興味が湧き上がった時期がありまして、テレビや書籍で情報を漁り当時の空気感に興味深々でございました。

朧気な記憶ではありますが、海外で連合赤軍のどなたかが逮捕され、マスコミも襲撃される恐れが少なくなったせいなのか、一気に情報が溢れ出てきた時期なのだなぁと、後から思いました。

わたくし、過去の事績を一方向からのみ評価することは過ちの始まりであると存じますので、学生運動に参加した方々と佐々淳行氏の書籍(警察側)の両サイドの情報に触れながら当時の状況を感じてみました。

そうそう、タイミングが良いことに、近所に佐々淳行氏がおいでになりましたので直に講演を聞かせて頂きましたし、「あさま山荘事件」が映画化もされましたので映画館で拝見も致しました。

本当にタイムリーな時期でした。


わたくし自身、共産主義自体は素晴らしい考え方だと思いますが、感情を持ち合わせた人間には実行不可能だと考えております。
(これまでの歴史の結果により判る訳ですが…)

ただ、若者達がそこを理想として行動する気持ちには共感を覚えます。
(しかぁ~し、わたくしの学力では あの場に存在する事は叶わないので、生まれる時代が早かろうが参加は出来なかったでしょうけど~。)

かたや警察側を見ると、学生側からは「暴力装置」と呼ばれても、最前線に居た方々は警察官であると云う誇りのみを胸に闘った訳で、犠牲となられた方々には尊敬の念しか浮かびません。
(最近のテレビ番組に学生側の元兵士が登場し、機動隊をいまだに「暴力装置」と呼んでいました。2~3年前、とある政治家様も自衛隊を「暴力装置」と呼んでいましたが、同じ思考なのだなとようやく気付きました。)

わたくしの中での総括としては、一部の権勢欲に取り憑かれたインテリと、純粋に国を憂いた青年が結び付き、引くに引けない空気が組織内に蔓延してゆき、あのような結末へと突き進んでしまったのかなぁ…と、現時点では認識しております。


さて、本題となります社長様の話に移ります。

社長様、団塊の世代で東京の大学に通っておりました。
当然周りには熱いご友人もいらっしゃった事でしょう。

わたくしは、当時の空気に触れていた方からその頃の様子を直に聞いてみたいと思っていたので、社長様にお供をして客先に向かう車の中で、ワクワクしつつ聞いてみました。

わたくし
「社長は東京の大学に通ってらっしゃいましたよね。学生運動とか見た事あるんですか?」

社長様
「あぁあるよ。地下街のコンサートとか行ったよ。」

わたくし(少々興奮しつつ…)
「えっそうなんですか!、運動に参加したりしたんですか?」

社長様(フッと鼻で笑い…)
「いやっあんなのやらねぇよ。」

で、話は終わりました。

まぁ社長様が理想の実現や現体制を打倒する為に、己を犠牲にするとは思えませんでしたが、軽く鼻で笑う辺りに当時の熱い学生達を軽く蔑視しているのが判りました。
(そもそも、国を憂い体制を変えよう!なんて理想はありゃしないわな~

若い頃から性格は変わっていないようです。

他人に命令されることが殊の外お嫌いな社長様ですから、能力により序列が決められてしまうような組織には、お入りになる訳がありませんね。
(んなことしたら、即 下僕ッス

改めて、
教養がなく…
面白みの無いお方だなぁ…
と、感じた次第でありました。



2013年11月20日 追記

さて、下僕の話は置いといて、佐々淳行さんの話をチョコっと。

あの方の書籍は総じて「危機管理」について書かれておりますが、立場によって受け持つエリアは異なるようですすね。

雪印の社長さんのマスコミに対する逆ギレ対応などを引き合いに、企業トップの心得なども色々と紹介されているのですが…カネボウやJR北海道など、ボケた経営者たちの失態は繰り返されておりますねぇ~。

「杞憂に終わる」と云う事態を、
何事も起こらず良かった
と、捉えるか…若しくは、
無駄だから今後やらなくて良し
と、捉えるか…
まぁこの辺の、人間的な器の違いなのでしょうね。

間違っても…
なんで、自分が社長の間にこんなことになるんだ!
と、周りを怒鳴りつけてはいけません。
危機に対して如何に対応するかで、男気ってモンが見えてくるもんなんですから、危機を嬉々として受け入れ、結果はどうあれ最善を尽くして欲しいものです。

自らのパフォーマンスのために、メルトダウンをサポートしたような、バカ総理のようになっちゃいけませんよ~。

お時間がありましたら、佐々氏の著述に目を通してみて下さい。
「やってはいけないこと」と、書いてあることを知らずにやってしまい、顰蹙を買っている お偉いさんがいかにために多いか判りますよ