今月の四日ある土曜日で、埼玉県の高等技術専門校にて、在職者向けスキルアップ講座っての中でアーク溶接特別教育(国の労働安全衛生法に基づく特別教育)があったので、受講するべく申し込んでいたのだが、今日が受講初日。
今自分は、アルミニウムの溶接技能者(アーク溶接の一種であるTIG溶接・JIS規格に基づくもの)の資格を持っているのだが、通常であれば今回の「アーク溶接特別教育」を受講して、それからってものなのに、なぜかそれをすっ飛ばしている状態だったので、趣味的な目的もあって、ちゃんと基礎からやろうと自費で申し込んでの受講。
今日教わったのは被覆アーク溶接で、アーク溶接の最も基本的でシンプルなヤツなんだけど、知識として知ってはいたけどやっぱり同じアーク溶接ってもTIG溶接とは全然違いますな。スパッタ(溶接時の火花)が凄くて保護メガネをしていたのにメガネのレンズに傷が付いたり、何より驚いたのがヒューム(溶接金属の蒸気など)が凄くて、半日溶接の練習をしただけで真っ白だったマスクの表面が真っ茶色に。溶接時の鉄だけじゃなくて、体内に入ると有害な溶接棒のフラックス成分とかも、ヒュームになっているのだというのが良く分かる。
ちなみにこれに関係する事で、特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者 ってのも来年受講しようと思っている。
もう自分は来年で50歳になるし、おそらく今日の講習の会場では最年長だろうなぁと思って教室に入ったら、明らかに自分より年上だと思われる人もチラホラ。60歳前後と思われる人もいて結構年齢層高いんだなぁ…と思っていたら、来月で76歳になりますって人が講師だったのに驚き。うーむ…。