遂にキタ━━━(゜∀゜)━━━!!のか？

昨日の午後になって、とんでもない（←大袈裟？）ニュースが飛び込んで来ました。
なんと、Appleは、次期iPhone（iPhone7）に、FeliCaを搭載するのでは？というニュースです。複数のメディアが報じています。



AppleのiPhoneと言えば、イヤ、iPhoneに限らず、世界展開しているスマホは、その多くは、日本のガラパゴスサービスである、所謂「おサイフケータイ」には対応していません（Android端末の中には、海外メーカーの物でも、一部日本市場向けにFeliCaを搭載しているモデルもありますが）。これは、日本と言う単独の市場だけのために搭載すると、それだけ手間もコストもかかるから、と言うのが大きな理由です。日本の市場は決して小さくは無いですけど、世界レベルで見れば、最大でも1億2千万ぐらいですから。しかもこの数字は、おじいちゃんおばあちゃんから、生まれたての赤ちゃんまでがケータイを持って、しかもその全てを、1社が独占したら、と言う前提ですしね。まぁ、実際は、1人で複数台持ちしてる人も居るでしょうから、これに近い数字にはなるのかもしれませんがね。

また、Appleも、キャッシュレス決済の市場に魅力を感じていないワケではなく、現在、既に世界9カ国/地域でApplepayと言う独自決済システムが導入されています。アジアでは、中国とシンガポールで使えます。が、これも日本では中々導入されません。噂では今年の秋に導入（の発表が）されるんじゃないか？と言われています。つまり、今回ニュースになった、FeliCa搭載の発表と同時になる可能性があります。

日本でApplepayの導入が遅々として進まないことの大きな理由は、FeliCa/おサイフケータイが浸透してしまっていることにあるのは、明白です。しかし、おサイフケータイは兎も角として、Applepayは基本、クレジットカード決済です。日本は古くから「現金主義の国」と言われて来ましたが、今やクレジットカード決済も、ひと昔前に比べて飛躍的に伸びています（それでも欧米諸国に比べると、まだまだ少ないみたいですが）。それを差し引いても、Applepayの導入が進まないのは、各業界が既得権益を死守したいという考え方の表れでしょう。なぜなら、日本でもかなりの店舗でクレジットカード決済が出来るのだから、Applepayに対応する決済端末を設置すれば良いだけの話なんですから。それなのにそれすら進まないと言うのは、何らかの癒着があると邪推されても仕方ありません。

さて、Appleはこのところ、一時期の勢いを失くし、特にスマホ市場におけるiPhoneのシェアを、世界各国で軒並み落としている、と言われています。以前も書きましたが、これはある意味当たり前で、iPhoneは、Appleしか製造・販売していない。対してAndroid端末は、世界中で恐らく何十と言うメーカーが製造・販売しています。本来ならそれでAppleにシェア争いで負けるワケがないのです。それでも、数年前まではAppleの一人勝ち状態でした。
そして、iPhoneの売り上げが漸減している現在も、日本だけは相変わらずユーザーの支持を受け、高いシェアを維持しています。日本市場は、AppleのiPhoneにおける売り上げの8%、営業利益の11%を占めると言うのです。これは世界規模で見ると、非常に高い数字と言えると思います。
ここに、「おサイフケータイ」機能を搭載すれば、おサイフケータイが使えないから仕方なくAndroidを使っている、と言うユーザーをiPhoneに取り込める可能性が出て来ます。それほど日本市場でのiPhoneの支持率は、高いのです。

ただ、今回のニュースは、いつものことながら、何らAppleから出たものではありません。あくまで「噂」レベルに過ぎません。また、仮にかなり信憑性のある「噂」だとしても、9月に発表されるであろう、iPhone7から搭載されるとも限らない、と記事は書いています。関係各所との調整次第では、来年発表・発売のiPhone7S（？）にズレ込む可能性もあるようです。
今年の、新iPhone発表会は、9月7日になるとの噂。その時を楽しみに待ちたいと思います。