玄関前に植えた朝顔が枯れてきて、伸び放題の荒れ果てた様子が嫌で「片付けたいから手伝ってほしい」と息子に話した。
彼は「いや、ちょっと待て。まだ沢山の蕾がついているから・・」と言う。
私は「せっかく綺麗に咲いたのに、最期をあんな状態にしておくことは無残なんだよ」
「それは自然なことだろう・・」と聞き入れて貰えなかった。
しかし少しして「でも、おかあさんが植えたものだから、おかあさんに権利があるね。手伝うよ。」と言ってくれた。
pcのマウスの調子が悪いとすぐに買って来て取り替えてくれたし、ソファカバーの取り替えついでの大掃除を手伝ったり、エアコンの掃除も気軽にしてくれた。
いつも彼の休みは私の日頃の願いをかなえるために多くの時間が割かれる。今は10日間もあったのでずいぶん助けてもらった。
助けてくれる者があるから、老人でも安心して一人暮らしが出来るのだと思った。ブログも助けなしにはできないのだ。
気になったことや不都合なことがあっても、ちょっと待てばなんとかしてもらえる。その安心感があるから・・。
朝顔の支柱を倒してネットごと始末しようとしたとき、「待て」と彼が蕾の付いた蔓を丁寧に切り取って「これは明日咲くよ」と言うから、蕾の付いた蔓を花瓶に挿した。
鉢はひっくり返して底石を取り除き、スコップでビニル袋に入れるまでを手伝ってくれた。これはありがたいのだ、結構力仕事だから・・。
その場所にコスモスのプランターを並べて、汗にまみれて終わった。
私が洗面所に落していた一個の蕾を、彼は小さな瓶に挿していた。
今朝、それらの花が開いてフィナーレを飾った。一個の蕾もきれいな紫色に開いていた。
みんな「ありがとう」と言っているようだった。私も心の中で「ありがとう」が言えた。
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