見出し画像

石ころ

初雪


 今日はほとんど一日初雪が舞っていた。寒いのに私は雪を見るとなんだか嬉しくなる。冬生まれだからかなぁ・・。そんな中をちょっと小走りに歩き出したら、頭がぼぉうとしてほっぺが固まった。帽子をかぶってくるべきだったと思うほどのめずらしい寒さ。でも、これ、すがすがしくてそんなに嫌じゃない。最近こんな寒さを知らないなぁ・・。

まあるく刈り込んだお茶の木の、かんざしのような白い花は、もうすっかり姿を消してしまった。道ばたには、抜かれた大根が無造作に置かれていた。割れたのや、二股に別れたのが多いことから、きっと捨てられているのだろう。横目で見ながら通り過ぎる。横目の意味・・主婦としてはもったいないなぁと思ってしまう。

赤い小菊は可愛く雪に向かって咲いている。サザンカも雪が降ることではりきっているみたい。神様のプログラムに沿って出番を喜んでいる。それはべつに頑張っているわけではない、きっと。

栗の木の葉は日に照らされて金色になり、散り敷いた落ち葉を踏むとカサコソと音を立てる。雲の間から差し込むちょっとした日差しでも、ほっぺはほんわかと温かく感じる。それでも、錦の山々からチラチラと舞い落ちる淡い白い雪。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事