資生堂の長期格付けをＡ＋からＡに引き下げ＝Ｓ＆Ｐ

　［東京　１０日　ロイター］　スタンダード＆プアーズ（Ｓ＆Ｐ）は１０日、資生堂＜4911.T＞の長期会社格付けと長期優先債券の格付けをＡ＋からＡに引き下げ、クレジット?ウォッチを解除した。アウトルックは安定的。　資生堂は１０日、１月から実施していた米国の自然派化粧品会社ベアエッセンシャル＜BARE.O＞株式の公開買い付け（ＴＯＢ）が成立したと発表した。Ｓ＆Ｐによると、格下げは、ベアエッセンシャル社の債務の一部引き継ぎを含む買収総額約１８００億円（約１９億ドル）の大部分を負債で調達することから、これまで同社の格付けを支えてきた財務健全性が低下するとの見通しに基づいている。【関連記事】? 円が全面高、債務問題への懸念がユーロ圧迫＝ＮＹ市場 ? アイルランドとギリシャの格付け、ともに適切＝フィッチ ? ダウとＳ＆Ｐが小幅安、ナスダックは1年半ぶり高値 ? リオとＢＨＰ、鉄鉱石価格の80％引き上げ要求へ＝アナリスト ? 日経平均小反発、鉱工業生産を好感し幅広い買い