紅葉狩り

高校生のころ祖母が「。なんか淋しい感じがするから秋はいやだねぇ。」と言っていたことが頭に残っている。そのころはへぇ～、そう？と思っていたが、自分が人生の秋に入った年齢になったら、祖母の言葉がなんか分かるような気がしてきた。

秋、といっても晩秋だが、淋しいという気持ちが理解できる。秋の草花はなんか春の草花とちがう。どんなにいっぱい花束にしてもどこか寂しげだ。

今年はなぜか無性に紅葉が見たかった。それで友人を誘い、大山の紅葉を見に行ってきた。そんな時すぐ誘いにのってくれる友人がいるから幸せだ。

自宅からは富士山、大山がよく見えるのにどちらも一度もいったことがなかった。
最近、新聞に載っていたせいか、大山は案の定混んでいたが、紅葉の本数は正直思ったほどではなかった。帰りは阿夫利神社からケーブルカーに乗らず、女坂を歩いて、下まで行ったから大変。一時間近くず～っと階段を下りっぱなし日頃の運動不足を痛感。

あれで女坂？それとも現代は女のほうが強いっていうことなのかな？

　

エゴの木との別れ

ギャラリーの休業宣言、そして在庫処分セールもあと一日となりました。
忙しくて感傷に浸っている暇はないのだけど、この１ヶ月近く、まるで同窓会のようにお客様が来てくださりました。

久々に会う方も含め、皆さんから温かい言葉をいただき、涙がでるほど嬉しくて、感動していました。11年間にわたって応援してくださってありがとうございました。

4日からはいよいよ改築の工事が始まり、ギャラリーのシンボルツリーだったエゴの木とお別れしなければなりませんでした。5月にはかわいい白い花を咲かせてくれ、秋になるとつける青い実もかわいく、お客様や教室の皆さんからも愛されていました。前の日は木の幹をなでて「ごめんね。10年間見守ってくれててありがとう。」と言いました。

こうやって人も木も出会いと別れがあるんだなぁ、としみじみした夜でした。

老人力

今日住所変更手続きをしてきました。

実際の引越しはホントはモチョット先なんだけど・・・。

新しい住所に、郵便番号、電話番号、これ覚えるの大変

もし今事故に会って、病院で住所や電話番号聞かれたら覚えていないかも。
そしたら認知症ってなっちゃうかも。（今だって大差ないけどね）

昔は記憶力がいいのが自慢で、試験も一夜漬けで結構クリアーしていたのに、
老人力はすごい。三年乗っている車のナンバーだってまだ覚えられないだもの。

幸せ指数

もし人生に幸せ指数なるものがあって、幸せなことを＋、不幸な出来事を－で計算するとしたら、私の人生はどうだろう。

少なくとも確かなことはこの２年間で私の－指数は大幅に増えたことだ。それもそれまでの人生の「－」をすべて足してもこの２年間の－指数にはとうてい及ぶまいという大殺界の日々だったと思う。でもノーテンキな私は他人事のように自分の周りで起こる－をやり過ごしてきた。

そして最近やっとその－サイクルから抜け出せそうな予感がする。
人生は糾える縄のごとし、って教科書に載っていたっけ。

さあ、そろそろ＋指数を増やして大台前には少なくとも＋－ゼロまでにはもっていきたいな。
今日は友人がとびきり美味しい高級寿司をカウンターでご馳走してくれたから＋指数が一個増えた