趣味で川漁師やっています。天然鮎、天然うなぎ、すっぽん等も直販します。

リタイヤしてから、川漁師のようなライフスタイルになりました。川で捕れた魚等は希望があれば直販OKです。

美味しいモクズカニの食べ方

2022-12-28 12:04:57 | 日記

syannhaigani

年末、正月は御馳走が食卓に並びます。
カニは最高の御馳走です。

タラバガニなどは高くて
この時期の御馳走で頻繁には食べられません。

数日前、テレビで上海ガニのニュースをやっていました。
こちらも人気食材で中国では高級品です。

日本でも食べられますが
中国料理店に行かないと無理です。

日本で食べるためには輸入します。
上海ガニは日本では特定外来種に指定されています。

繁殖力が強く生態系に影響を及ぼすので
生きたままの輸入は禁止されています。

日本には上海ガニはいませんが
モクズガニが近くの川にいます。

モクズガニ

モズクガニと上海ガニは
同属異種で同じではありませんが

日本では地方によって
色々な名前があって
よく食べられてる地域もあります。

愛知県では漁業権が設定されていないので
漁協がある場所でも、無い場所でも
禁漁区以外、無条件に捕獲できます。

車エビやアサリ、ばかがい等にある
大きさ制限もありません。

モクズガニの食べ方ですが
一番美味しいのがカニ汁だそうで

石臼に生きたままのカニを入れ
杵で細かく細かく突き砕いて
それをザルにとって汁を絞ります。

1度絞った身には
まだ旨さが残っていますので
身と同量の水を加えてもう1度縛ります。

そうして出てきた汁に具の秋ナスを入れ
醤油と砂糖を少し入れ鍋にします。

一番美味しいのは冬の初めで
このカニの汁に熱を入れると
カニの肉や肝や卵のたんぱく質が
団子のようにかたまるそうです。

知らないと汁を捨て身を
汁にしたりしてしまいます。
これは美味しくないそうです。

茹でる場合は
沸騰したお湯に入れると
手足が取れてしまいますので
生きたまま水から茹でていきます。

モクズガニは山奥に行けば行くほど
大きくなり、1ヶ月以上かけて
100キロも下って来るそうです。

ほとんどの人は
生きているモクズガニを
見たことが無いと思いますが
11月になると
昼間でも川を下るカニを見たりします。


川漁師が自分で作る道具

2022-12-28 09:23:13 | 日記

川漁師は道具を自分で作ります。

画像のパイプはうなぎ用の仕掛けで

私の最新バージョンです。

うなぎを捕獲する方法に

エサを入れて、うなぎが入ったら

出られなくなる仕掛けがあります。

 

一番初めは竹を割ってひごで作られました。

使っているうちに、ひごの間からうなぎが逃げるので

竹を板状にして縦横に編むようになりました。

 

竹を編むというのは手間のかかる作業で

特に入り口の返し(トラップ)を作るのも大変です。

 

そこで考えられたのは

杉板で作った箱状の仕掛けです。

入り口はプラスチックの

文房具の下敷きを使えば

簡単で、費用も手間も節約できます。

 

板も竹も乾いてしまうと水に浮いてしまいます。

そこで水に沈めるにはオモリが必要です。

 

プロはなるべく安価で取り付けが簡単で

効果的なオモリをチョイスしています。

 

石屋さんから出る

板状の廃材は良いオモリになります。

 

市販の道具はよくできています。

工夫や改良して使えばそれなりに使えます。

 

ただ、費用効果のことを考えると

市販品を工夫するより

自分で作りながら、改良していく方が

経済的ですし、成果も多くなります。

 

プロは経験を重ねて道具も改良しますし

仕掛ける時期場所なども厳選します。

 

今回、画像のパイプ仕掛けも

エサを入れる部分と本体を一体化して

設置の手間を楽になるようにしました。

 

自分の作ったものなので

修理改善は比較的、簡単にできます。

 

11月の終わりころから

網の修理と改良を始めて

ようやく、うなぎのパイプの

改良まできました。