おしゃべりは万能薬

先日、幼馴染のKちゃんと会いました。

小学校に行く前から毎日一緒に過ごしていました。

高校で違う道に行ってから、67歳の今日までキチンと話すことがありませんでした。

数年に一度位、２～３時間会うのがせいぜいでした。


急にどうしても会わなければと思ってしまい、一人暮らしのKちゃんの家に行きました。

Kちゃんに会うと、もうすぐに話し始めて止まりません。

二人で話しているうちにパズルのような断片が繋ぎ合わされていきました。

お互いの事情が、生活が、病気が、遠い記憶が形になっていきました。


昼前から話しはじめ、食事をしながら話しました。

風呂も入らず、トイレに行くのも忘れて話し続けて１日目は寝てしまいました。

あくる日起きてからもずっと話し、昼過ぎにKちゃんの娘さんが駅まで送ってくれました。

帰り着いたのは夕方。

疲れて３日間寝て過ごしました。


でも、楽しくて、嬉しくて、何をしても笑顔になります。


枯れたと思った朝顔が一輪咲きました。私の分身がここにも居ました。