今でこそ、喜怒哀楽(emotions)がクルクル変わる忙しい私ですが、実は子供のころ、特に思春期(adolescence)のころは、自分の感情を抑え(suppress one's feelings)てしまう子でした。長女ということもあって、早い段階から、人前で泣くこともこらえるようになっていました。それから、誰かに対して怒りを表現(express one's anger)したこともありませんでした。ことを荒立てるのが怖かったんですね。
高校生のとき、夜に自転車で青信号の横断歩道を渡ろうとしたら、無理に右折してきた車とぶつかって、転んでしまったことがありました。幸い警察官が現場を目撃(witness)していて、すぐに近くの交番に連れて行ってくれました。車を運転していた主婦の方は、駅にご主人を迎えに行く途中だったので、一旦駅にご主人を迎えに行き、ご主人と一緒に戻ってきました。そうしたら、開口一番(opening words)ご主人が、「そっちが車にぶつかってきたらしいじゃないか!」と逆切れするんです。でも私は何も言わずにだまって聞いていました。調書(police report)へ回答してその夫婦が帰ったあと、警察官のおじさんが、「あんな言われ方して怒らないなんてえらいね~」と笑顔で褒めて(praise)くれました。でも私はそのとき、「えらいんじゃない。私は主張すべきこともできてない臆病者なんだ」と、自己嫌悪(self-hatred)になりました。
そんな小心者(wimp)の私でしたが、アメリカに留学する中で少しずつ変化が現れました。日本では、感情表現をしなくても、なんの問題もなく過ごすことができていましたが、アメリカでの生活はまさに波乱万丈(stormy)。日本にいたら起こらないような障害や修羅場が次々起こるので、さすがに感情を抑え慣れていた私でも、途中から抑えられなくなりました。感情を放出しないとやってられないんです。
そしてもう一つ大きかったのは、やはり20代の「恋愛」の力です!10代の恋愛では決して味わえない心の距離を経験できる20代。その距離になって初めて、全ての感情を受け止めてくれる人ができて初めて、わんわん泣いたり、ぎゃーぎゃー怒ったりできるようになるんですね。長年鍵をかけていた感情のストッパーが外れてしまった私は、それからというもの、子供のころ表現していなかったつけが回ってきたのかというくらい、喜怒哀楽の激しい、やっかいな大人になってしまいました(笑)!仕事ではコントロールしているつもりです。(できていないときもありますが。。。)
でも、いいんです!(開き直り)
感情を表現できると言うことはすばらしいことです。だってそれは、受け止めてくれる人がいるということですから。怒ったり泣いたりしている自分をちゃんと受け止めてくれる家族、友達、パートナー、上司・同僚に恵まれていると言うことは、本当に幸せなことだと思います。最近、逆切れしてしまったり、ある日突然怒りが爆発してしまう子供たちが増えていますが、きっと、誰にも受け止めてもらえない孤独感を抱えて、感情を殺して生きているのかもしれないな~、と、ちょっと思いました。
だから、みんなで感情表現しましょう!表現することを学ばなければ、コントロールすることも学べません。
私は次は、コントロールを学ぶ番です…。
★私Ayaがお送りする完全無料英会話教材【English AYA Pod】★
東京在住のナイスガイズ、ピーターとポールの自然な会話を録音し、AYAが解説をつけてメルマガと音声でお届け!メールアドレスさえあれば簡単に受講できます。音声はポッドキャスティングに対応しています。くわしくはこちら!