谷藤綾香のテューバ日記

岩手県在住のテューバ奏者、谷藤綾香の演奏活動についてです。

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感傷的な秋

2008年09月29日 01時43分45秒 | 日常
季節は秋。
感傷的になってしまう季節。

今日は、友達が副顧問を務める学校の定期演奏会に行ってきた。
そこのバスパートの子どもたちを教えている。
とってもめんこい子たち。
テューバの3年生のひとりは、バナナ『味』好きの同志だ。
私たちは、バナナは嫌いだけど、バナナ味をこよなく愛する2人です。

3年生のみんな、3年間よくがんばった!
これからも音楽を楽しんでいってね。

その演奏の中で、T-スクエアのオーメンズ・オブ・ラブを演奏していた。
この曲は、私とその友達にとって思い出の曲だ。
彼とは、高校生から大学生の頃、一緒に吹奏楽団を作り、楽器を使って遊んでいた。
その楽団で演奏した曲だった。
私は、この曲でヴィブラフォンをやった。
だからとても印象的な曲だった。
指揮をする彼の姿と、かわいい生徒のみんなを見て、もう2度とあの時間は帰ってこないのだなと思ったら、なんだか言葉では表せない気分になって涙してしまった。


帰宅して、テレビを見ると『タモリのボキャブラ天国大復活祭スペシャル』をやっていた。
ちょいちょいお話ししているが、私は、高校生の頃、お笑いのおっかけをやっていた。
きっかけはもちろん、ボキャブラ天国。
高校生の頃は、お笑い1番、音楽2番という位置づけで生きていた。
番組の中で、富士急ハイランドにキャブラーを観に1万人が集まったと爆笑の太田さんが言っていたが、私はその1万人の中のひとり。
岩手在住高校生女子が山梨で野宿してまで見たかったのだ。

また、音楽大学に入学するには、その大学の夏季・冬季講習会というのを受けるのが普通なのだが、講習会で上京したときにも、夜は、今は無き吉本の銀座七丁目劇場に通っていた。
ちなみに、銀七は、ヤマハ銀座店の隣くらいでした。
高校生谷藤は、東京といえば、銀座・池袋・江古田がすべて。
昼は講習、夜はヤマハ銀座店で楽譜を閲覧し、吉本のライブを見るというのが日課になっていた1週間だった。

私は、ネプチューンの堀内くんが一番好きだった。
あんなにかわいくて、奇想天外でいちばんしっかりしていなさそうなのに、ネプチューンのネタを考えているのは堀内くん。
そのギャップにメロメロでした。

とっても面白くて、懐かしくて、久しぶりに腹を抱えて大笑いしたが、番組が終了して、ふと現実に戻ると、もう2度とあの時間は帰ってこないのだなと思ったら、なんだか言葉では表せない気分になって涙してしまった。


今日は、2度も涙してしまった。
この頃、若かった頃を思い出して心が熱くなることが多い。
秋だから?
それとも、責任あるオトナになる前のさなぎ状態?


若者よ。
今を大切に生きなさい。
悩むことも大切な時間。
だけど、悩み過ぎて楽しい時間を無駄にしないで。

秋に呑まれる大人・谷藤より


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