5月27日になりますが、大阪難波にあるBEARS(ベアーズ)という、大阪が世界に誇る超アングラライブハウスで、マゾンナが主宰するイベント、「NOISE MAYーDAY 2006」にいってまいりました。
もうすさまじくいいメンツ。
一発目は、GUILTY CONNECTOR。
ふつーの兄ちゃんが客に背を向けて機材の調節しとるんかな~と思いきや、すでに演奏突入!料理で使うステンレス角バットみたいなものを二つ重ねて箱状にしたみたいな機材(と言えるのか)にコンタクトマイク入れてエフェクターで超高周波にして観客を責める。はっきし言って苦痛ですぅ~堪忍してくださいぃぃぃぃ!ってとこに、超ロン毛の男が登場!マイク持っていきなりDEATH声で「ア゛ーーーーーーーーーーー」とかって絶叫!ロン毛でほぼ顔見えません。手をマイコー並みに突き出した手をカクカクさせながらグラインド。で黒板を引っかく音2000倍の爆音の中DEATH兄ちゃんは退場。しばしステンレス角バットみたいな楽器(!?)をこすり合わせながらの熱演。ここでかなりハードさを感じつつ2番手はCROSSBREDに突入。
CROSSBREDは女の子のGOTH系ノイズデュエット。かわいい女の子の腕のTATOOが印象に残るそんな演奏。まぁ察してください俺の気持ち。いまいちでした。
続いて三番手は京都が誇るノイズターンテーブルユニット、BUSRATCH。
ターンテーブルにシンバル(ドラムで叩いているあれ)をのせてレコード針乗せて演奏する毛利さん(パララックスレコードの店長さん。めちゃかわいい!)と、もう一人お名前知らんお兄さんがターンテーブルにレコード乗せてめちゃめちゃスクラッチノイズ出しながらチェーン(!?)を、アームにからませながらザクザク演奏!すごいよかった!帰りには毛利さんと握手、CDまで買っちゃいました。
四番手はMASONNA。これがもうかっこよかった。セッティング10分。演奏時間2分。演奏はいきなり観客に向かって指差しながら、「WHYTHEYYOUARE!?(なんかこのような感じの英語聞き取り不能)」と言ったとたん!!!!!!!!!!絶叫!アンプに乗っかり蹴りを入れ客席にダイブ!転げまわりながら止まってカウント、そして絶叫。暴れまくって終わり。さすがMASONNA、この時間にはもう海外のお客さんでいっぱいだったけど、もう大盛り上がり!すごかった!
おおとりはINCAPACITANTS。ふつーのおっさん二人登場。銀行員のT.美川さんと公務員の小堺文雄のすさまじい演奏!小堺さんはカスタネットみたいなものを両手に持ちながらかの「指パッチン」ごとく、ふらふら巨漢デブの体を揺らしながら演奏!もうプロレスのごとく、必死で指パッチンしてはる。美川さんはエフェクターを並べてコンタクトマイクと鉄板を机の上ですり合わせながら必死の演奏。もうこれは死ぬまでに一回は見とくべき!その演奏はプロレスと称されるくらい激しいもの。お二人はもちノイズでは全く食っていけないので立派に仕事してはりますが、演奏はもうはっきり言ってお金を稼げたらプロとしか思えんバカどもを凌駕してます。よく舞台関係の方はお金と主たる基準においてプロとアマを区別してはりますが、こんなおっさん二人が無駄としか思えんことに命かけて演奏してる姿みたらどう思うか考えてしまいます。もう言葉に尽くせないくらいすごかった。おそらくMONDE BRUITSの岩崎さんの供養も心に刻んでの演奏だったと感じました。岩崎さんへの思いが二人のすさまじい演奏にあふれていました。
こんなすばらしいバンドを見れて俺は幸せやな~とつくづく感じながら家路についたのでした。
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