秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

MDの魅力

MD(mini disc)ってもう廃れつつある機材だけど、これってどうよ。



MDとの出会いはKENWOODのDMC-E7R





初めて録音して聞いたとき、カセットに比べて音が正直少々しょぼいと感じま

した。なんかが物足らない。たぶん初期のMDってみんなそんなのだろうと思

いますが、「聴こえない」とされている高音域がカットされているようなので

音の厚みがないように聴こえるのでしょうwikiなどを見てみると当時のMDで

は音の記憶領域はディスクの半分しか割かれてなかったそうです。

しかしそれにもかかわらずクリアな音像は僕を引きつけました。当時いろんな

音をこれで録りました。環境音から自分の絶叫とか自身のライブなどあらゆる音

を録音しました。それは自分の中でカセットと同じくリムーバブルメディアとし

て存在しました。しかし音楽を録音する分にはカセットに依存する体質は依然続

き、その後購入する次世代のMDまで待たれることになります。




その後買ったSONYの「MZ-920」オレンジタイプ。




こいつでイメージ一新しました。なにしろi podより音がいい。DMC-E7R

より重くなく、どこにでも持ち歩きしやすい。これでさらに自分の音を録りため

ました。室内での自分だけのライブ演奏なども次々録音していきました。また持

っていたCDもPCを通じて録音して持ち歩いて聴きました。もちろんi podを

始めとするmp3プレーヤーの記憶容量にははるかに及びません。が、せっかく聴く

なら高音質で聴きたいのが僕の主義なのでリュックにMDをつめて歩いていまし

た。i podなんかは音が丸くってやりきれない感じがします。その上なんだか音の

情報を聴いている感じでいまいちのめり込めません。とはいえカセットは好きです

がもうあんな重いものを持ち歩いて聴く体力はないし軽量化させたカセットウォー

クマンはもうありません。




そして昨年思い切って新機種を買いました。もうMDというものが終わろうと

しているのに!!!




SONYのMZ-RH1。これはもうすごい高音質です。HDデジタルアンプ

の奏でる音質は衝撃的です。さらにHI MDモードにするともっとびっくりするく

らいの高音質。

さらにこの機種では過去にCDから録音したMD音源をsonic stageという音楽

管理ソフトウェアに吸い上げてくれます。それよりも購入の引き金になったのは

PCM録音が出来ること。いわゆるCD音質でMDに録音できます。

ただしこのMDにも弱点があります。それは外函がアルミで出来ているのでへこ

みやすい。購入してからすぐにへこんでしまい、SONYにクレーム言って直し

てもらいました。後PCM録音するときに、数々ある録音階層が多すぎて操作し

にくいです。

その他バッテリーのみの駆動で電池で操作できない、リモートコントローラでない

と操作できない部分もあるなどいろいろMZ-920にはない苦労があります。

でもこれからもおそらくこの機種を使い続けるでしょう。

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