暑い夕日から地下の大阪桜川のライヴスペース0gに降りると、エアコンの効いた冷んやりした空気でほっと一息をついて、あきのりは19時に始まる自分の演奏時間までお客様やら出演者らと会話を交わしながら、自分にどんな演奏をするのか静かに心を整えて言葉を交わしながらいつものサンプラーの前に立ちます。時間となったのでサンプラーの知っていたつもりの押したボタンに入っていたサンプルは思いもかけず電子の持続音だったのを皮切りに、あきのりもお客様もどんな音楽ができるのかを全員初体験の音楽を一緒に聴きながら、あきのりは次の音次の音を終わりに向けて紡いでいく中で全体の音楽が立ち上がっていくのを体験した、会場の皆さまも満足していただけたとも思えた充実した演奏でした。
その流れからKazuto Yokokuraのテクノの質感が強烈なビートが鳴り響き、途中からスペーシーな音楽に変化します。それはサイケっぽい種類のような、内面を旅するようなものすごいシーツのような流れを生み出して、あきのりが知るKazuto Yokokuraを大きくいい意味で裏切ってくれた、素晴らしい演奏でした。
そして兵庫県からやってきたGaapiiiiiは、持てる能力を全て使ってくれたような、予想される音系をことごとく外してその向こうへ連れて行ってくれます。だんだんとトリップ感覚を味わっているような、それでいてトリッキーに走らずに品性のある音楽は、演奏を終えた後もお客様からの拍手が鳴り止まないことに表されていたと思います。
そしてラストのHOUSE OF TAPESがこの夜に向けてセットした強力なキックとメロディ、PCを走らせながらスネアを叩くものすごい熱演でした。音楽がとても力強く、『四つん這い』というタイトルに向けていかにその中から生まれるイメージをその音楽にフルパワーで注ぎ込んでいくその熱情にあきのりは思わず感動しました。
音楽のミューズが降り立ったようなものすごい演奏がラストの4人のセッションまで続き、出演者もこの貴重な時間をお客様とご一緒できたことを感謝した、素晴らしい時間でした。
ご一緒叶わなかった方もいらしたようなので、ぜひこのような素晴らしいコンサートをセットいたします。どうぞ次回をお楽しみに!
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