秋紀 芳慧 (Yoshie Akinori)

映像作品をつくるということ

映像作品を2作、youtubeにアップいたしました。今年に入ってこのブログにものせております。なぜ僕が映像作品を作るかについて書きます。

 

これらの作品を作るきっかけは、ayami yasuyhoのやろうとしていることを視覚化したいという考えからです。自分がなにをしようとしているのか、それを目で見て分かりやすくしたかった部分があります。

 

映像作品を初めて作ったのは高校生の時でした。当時放送部だった秋紀はそこでビデオ作品をつくりました。ビデオ作品をつくるにあたって、作り方を明石にある兵庫県立図書館で教わっておりました。そこでは4人一組で5分程度の簡単な作品を二日間の間に絵コンテの書き方、ビデオカメラや編集機器の使い方などを教わり、撮影、編集をこなして仕上げました。

そこで教えてもらったものをふまえて放送部でビデオ作品をつくろうということになりました。テーマは兵庫県を流れる加古川と下流にある加古川大堰です。治水工事をいくつも経ている加古川と大堰を見たことからこれを題材にできると考えて選びました。

大堰の職員の方々に取材をさせてもらい、加古川下流周辺を顧問の先生に無理をいって日曜日に車を出してもらって撮影し、ラフスケッチのようなものを書き、編集し、一本の作品に仕上げました。

 

作った当時は締め切りまでに機材をなんとか使いこなして夜中までかかってなんとか仕上げたので、そこには楽しかったとかおもしろかったなどという感慨はありませんでした。とりあえず締め切りまでに仲間と仕上げたという気持ちのほうが大きかったです。そうした経験から映像制作というものにたいしてどこか苦手意識がありました。楽しんでいたというよりも機材の使い方や、取材方法のやり方等について初めてのことも多かったのでそちらのほうが記憶に残っていたのかもしれません。僕自身紙にドローイングや、絵を描くことのほうが自分にあっているように感じます。そういうもののほうが手っ取り早いと思っていたのです。高校時代のビデオ作品をつくった経験も、映像を作るには様々な大変な準備が必要なことを身にしみて学んできました。それがおっくうに感じられたのです。

 

しかし今、自分がビジュアルにまつわる仕事をしているのだという自覚が目覚めてきました。目で見える作品をつくる仕事をしている、その必要性が自分を追い立てます。今高校時代に培った経験を使う時だと感じています。

そこには自分がビジュアル、視覚をデザインする、そういう仕事に関わっている自覚や、自分の振りを映像で見て確認するためのビデオ、映像、それらのものが自分をそそっているように毎日感じます。


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