One night of mystic gardenは宮永隆さんがお休みされたので、ドラムのノブナガ ケンさんが繊細でクリーンなドラムを演奏し、太いベースの宮本隆さんのデュオが、音楽化する寸前の即興演奏に、しばらくしてから他の出演者も加わって全員で音をカオス寸前の音楽を奏でました。
その次はサンプラーのayami yasuyhoと、二胡とピアノと声の向井千惠さん、そして韓国から来た李東煕君がコントラバスで音と音のスペースを紡いでいく演奏をする中、ほかの二人も加わり綺麗な混沌とした即興サウンドを響かせます。
これで終わりだったのですが、なんとアンコールがかかり、五人全員で演奏します。最後のこの演奏はさらに音が聴き取りやすいクリアな即興演奏で、お客様もプレーヤーも音楽を十分に堪能しました。
こうした即興演奏で気がついたことは、自我を押し出す演奏では全体のバランスが取れないということ。自我を出来うる限り取り去り、グループの音を客観的に聴き、必要な音をそこに足していくことで、いい音楽をつくることができます。
あきのりは何度となく自分の音しか聴こえなくなることに抗いながらも全体の音楽に必要な音を鳴らし、終わると止めることを学びました。
コントラバスの李東煕君はワーキングホリデーで京都で住みながら、ベースを演奏しています。毎週月曜日に京都祇園の小さなバーで、毎週月曜日の夜、100分間ソロダブルベース即興演奏をするそうです。すごい!
お客様には関西の大御所倉本高弘様や長野雅貴君などの有名人も来てくださりました。倉本様は塩見允枝子作品3/7~/29、神戸SALONでの上演と、長野君は應典院でのコモンズフェスタ2020でのmomenteライブを企画しているそうです。
ayami yasuyhoの次回のライヴはまだ未定です。一緒に演奏したいと思われた方、ぜひ声をかけてください。