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Mime Corporel Dramatique を通じたり通じなかったりのひとりごと

ジョディ・マンディ 映像プロジェクト”Worlds Within”

2011年08月04日 | Weblog
ロンドンにある母校、(現)Inter National School of Corporeal Mime(コーポリアル・マイム国際学校)の同級生だったオーストラリア人のジョディ・マンディさんが大阪へ来ました。

彼女の家族は5人ですが、彼女だけ耳が聞こえます。こういった状況で育った人をコーダ(CODA)と呼ぶそうです。そんな彼女、今は手話通訳者であり、女優であり、演出家であり、聴覚の不自由な人たちと一緒に舞台に立ったり、目で見て楽しめる舞台を作ったり、と、色々なことに挑戦するアーティストです。

 2009年から始まった彼女の映像プロジェクト”Worlds Within(ワールズ ウィズイン)”を今回は大阪で聴覚の不自由な人たちと一緒に作りたいということで、私がコーディネーターとなって執り行った次第です。

***Worlds Withinとは***

ジョディ・マンディが映像として収めてきた映像プロジェクト。
世界中の聴覚の不自由な青年が自国の文化、町並み、人々、詩などを手、身体などで表現し、「旅」をイメージした物語。その旅に終わりは無く、続きは次の国へと託されます。
現時点ではカンボジア、オーストラリア、そして日本での撮影開始。
将来10カ国以上で物語を続けて行きたいという、そんなプロジェクトです。


大阪で国際手話や英語などの外国語も教えるスクール、Deaf Japanの代表Danny Gong氏の協力を得ての今回のプロジェクト。

*一日目 

ジョディマンディ講師によるワークショップ。
 身体を使った遊び、映像を作る上でのテクニック、
そして「日本とは?」
たくさんの日本に関する写真から子供達のイメージ、アイデアは留まるところ知らず。

    
お昼ごはんはDeaf Japanさんがご用意してくださった、カレーライス。
めっちゃおいしかったです。



*二日目

  

前日に出たアイデアをどのように繋げていくか、演出家ジョディマンディによる演技指導と
それを見事にモノにしていく子供達!
何度も何度も練習を重ねてくれました!


そして、お昼過ぎからは大阪城公園へ移動し、炎天下の中での撮影。
撮影前のリハーサルは何度も行われ皆汗びっしょり。
それでも一生懸命取り組んでくれました。

無事に撮影が終わり、
お礼のプレゼントはオーストラリアから。



出演者全員で

こちらから完成映像をご覧いただけます(期間限定でのリンクとなります)
http://www.youtube.com/watch?v=WTf6OpoCQ-I
注意)このリンクではカンボジア、日本での完成作品をごらんいただけます。


”Worlds Within”のピンクのかわいいロゴは、なんと私のソロ公演時にチラシ、ポスターデザインをしてくれた、Don Sooktheep氏による作です!!今回日本での撮影から今後ずっと、このロゴは生きています。
どんちゃん、ありがとう!!


この映像作成に当たり、私一人では本当にどうにもならないところ、
たくさんの皆さんにご協力いただきました。
炎天下の撮影は暑かったですが、それよりも皆さんの「成功させよう!」という気持ちが勝って、
乗り越えられました。

Danny Gongさん
唐崎依子さん
出演者皆さん
Don Sooktheepさん
机さん
辻阪さん
尾崎さん
廣田憲明さん
大東市手話サークル「虹」の皆さん
田中秀彦さん
林邦英さん

その他の皆様、ありがとうございました。

to be continued...

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