その奥に何か匿う冬の滝 大高翔
そのおくになにかかくまうふゆのたき
政治家を好き嫌いだと選ぶなど
君の人生他人に任すな
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戦時中、海軍幹部としてインド洋の島に勤務した近藤道生さんは、旧友が率いる飛行隊が同じ島を出発し、サイパンで米軍の最新兵器に撃墜されたのを少し後で聞き、悔い悲しんだ。
思い知ったのは国力や技術力の差だ。
旧大蔵省に復員した近藤さんは1963年、財政面で軍部の暴走を許したことを大蔵省の「原罪」と断じ、心に刻むよう新入職員に訓示した。
同年入省の米澤潤一さんが著書「日本財政を斬る」で紹介している。
米澤さんは、歳入を借金に頼らないよう規定した財政法4条の背景に、軍事公債が戦争を招いた反省があると語る。
「公債がないところに戦争はない」の言を引き、この条文が「憲法9条の裏書保証」だと訴える。
古来、国際派戦費調達の手段だった。
12世紀頃のジェノバ共和国は、国債を貿易省に売りつけて十字軍遠征などの資金を集めた。
16世紀以降、オランダや英国では王位継承の際に債務不履行が起きがちな国王に変わり、議会が信用を与える形で国債が増発された。
いま自民党内では防衛費大幅増額の財源を国債でまかなう案が勢いづく。
国債と戦争の歴史を顧みぬ危うい議論である。
増税論もあるが、専守防衛を逸脱する装備のためならば、微税権の乱用も疑いたくもなる。
きょうから通常国会。
政府の政策や法律を予算で裏付けるは国会である。
与野党の別なく、歴史的責任を持って臨んでほしい。(北海道新聞卓上四季2023.1.23より)
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昨日の日テレ系のテレビの「そこまで言って委員会」でも国債と増税の話が出ていましたが、防衛費大幅増額についてこのように言う人はいなかったな~。
安倍晋三評伝 - もこにゃんとばあば (goo.ne.jp)
安倍さんの功罪は無知と無恥に集約されるとか。
私達一般人は、安易にこの人が好きとか嫌いとかで政治を動かさないでほしいと思います。
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免許返納して早5日、息子が買い物あったら土日には連れてってやると言ってくれました。
結構みんなが優しくしてくれて、呆けないよう気をつけなくちゃ。
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