豊かさの代償

わかくさ園保護者会主催で
食品添加物をテーマにして食を考える講演会を開催しました。

講師は食品ジャーナリストの安部司さん。
TV出演や出版物も多く、その道では有名なお方です。
日曜日の午前中にもかかわらず多数の保護者のご参加を頂きました。
食に対する関心の高さの現われだと思います。

漠然としか理解していない食品添加物の功罪と実態。
メディアでは業界の利害関係等により本質の部分をシビアに報道しません。
知らないでは済まされない、自分や子供達の健康を守るのは自分たちしかいない。
安くて美味しいと思っていた身近な食品が発がんリスクやアレルギー、アトピー、
不妊の確率をどれだけ高めているか、
なぜ問題意識を持たないのか・・・
阿部先生の問題提起は食品だけでなく日本人全体の白痴化への警告にまで及びます。
阿部先生の話と実演が進むにつれ公聴されている人の顔はどんどん真剣になっていきます。

見てくれて本当に良かったと思ったのが長男やその友達も添加物の事を理解してくれた事。
先生の実演に興味津々で見てくれて・・・

ついには添加物で合成されたジュースに群がり、びっくりしていました。
家に帰ると「色の付いたジュースは飲みたくない」とまで言いました。
無果汁ジュースの色は虫から取れる色素だそうで、安全性はともかく精製工程を想像すると
ちょっと飲むのにかなり抵抗が出ますよね・・・
合成着色料よりはマシかもしれませんが。
小学生の頃から徐々に添加物のことを教えながら食べ物を選ばせる習慣を作ると
中学高校生位でいろいろな意味で親が楽になる部分があるような気がしています・・・

本物を食べていないんですよね・・・消費者が安さと手軽さと見た目を要求するので
とんでもないツケが回ってきているんですね。
この偽りの安っぽい豊かさは一体何なのでしょう・・・

講演会後に運営スタッフと安部先生とお話しする時間が有りました。
添加物を使わない、男でも出来る料理の話がチラホラ・・・
結局、和食が健康にも一番いいみたいですね。
苦手なんだよな～、和食。既に味覚が乱れまくっているんで・・・(^^ゞ
これから自分も徐々に意識改革していこうとおもいま～す(^^ゞ