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時の栞・翡翠工房

おじいがくれたもの☆おじい一周忌に向けて

今週は、昨年2月に96歳で天寿を全うしたおじい(祖父)の
一周忌です。
翡翠家では、法事の準備を進めています。
一周忌に向けて、おじいとの思い出を一つ・・・


小学校4年生くらいのときでしょうか。

おじいと一つ年下の従兄弟と3人で滋賀県 琵琶湖は
近江舞子というところへ行きました。

夏休み 当時60歳前半くらいだった おじいは
まだ現役大工だったんですが、仕事がないときは
良く遊びに連れて行ってくれていました。

電車に乗って、堅田駅に着いたときは、
「きゃははは~カタタやって~カタタって面白い名前~」
とか 大はしゃぎ 今思えば 何が面白い!と思うんですが
子供なので、箸が転げても面白いのです。

貸し切り電車状態だったので、手すりにぶら下がり
ターザンごっこしたり、おじいも大人で少年みたいな人だったので
叱るわけでもなく ニコニコ見ているだけでした。

近江舞子に着き、まずは琵琶湖の水にドボーン!
どんこ(小さい魚)を追いかけ 従兄弟と飛び込み台から
さんざかダイブをして それでも飽き足らず、
湖近くのプールへ移動して、右へ左へ浮き輪を付けて
25メートルを 10往復くらいしました。

さすがに一緒に泳いでいたおじいも 疲れたらしく
「おじいちゃんは ちょっと休憩するから」と一人で
上がって行きました。

私達二人は そのまま夕方までプールで遊んだのでした。

夏休み後半の琵琶湖は まだ暑さが残り 周辺の山には
ツクツクボウシが鳴いていて、濃い緑の葉の間からは
木漏れ日が差し込み、世の中にはキレイなものが 沢山あるけど
この木漏れ日の美しさには かなわないなと 深い感動を覚えました。

夏の風が お気に入りの緑のスカートをかすめて通り過ぎ
近江舞子駅で買ってもらった 白い貝殻のペンダントと
イヤリングが 耳元で揺れていました。

今でも 木漏れ日を見ると あの夏の琵琶湖を思い出し
忘れられない陽の光の輝きが蘇るのです。

お金では買えない美しいもの あの一瞬の輝きは生涯私の宝物に
なりました。

おじいの伴侶、祖母は今年98歳になります。
最近、生き仏のような神々しい雰囲気になって来て
思わず拝みたくなります(^^;)

100年近く生きるって、すごいですね~

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コメント一覧

翡翠
>ぴーちゃん

天国で暴れてなければ良いんですが(^^;)
明日から法事の準備で忙しくなります。

ぴーちゃん
http://bit.ly/2o2tPCi
翡翠さん こんにちは!
おじいさまとの想い出。おじいさまも楽しく過ごされ、天国から翡翠さんのこと見守ってくれているのでしょうね。
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