２０２０年１月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★それでは誰が描いたの ヴェッキオ宮殿 フィレンツェ
『レオナルド』も『ミケランジェロ』二人とも降りてしまった、それで誰が描いたの。
ということになるんですが、これは『ジュルジョ・ヴァザリー』が描きました。
『ヴァザリー』は美術史家としても功績のある人です。
正面右側が、『シエナの攻撃』の連作三枚です。
1552年フランス軍の侵入により、『メディチ家』の反対派『シエナ』を捕獲したシーン。
そして右側ですが、『ピサの攻略』すさまじい戦いの絵巻物です。
こちらも三枚の連作になっています。
そして天井画がまた素晴らしいものです『ヴァザリーとその工房』作です。
下からですとよく見えないのですが、こうして画像を拡大してみると、
克明に細部まで描かれていることがわかります。
題材は、『コジモ一世』の生涯です。
『レオナルド』や『ミケランジェロ』の壁画のことばかりが話題になりますが、実際に見てみると、この壁画の迫力と、説得力思わず一枚一枚に見入ってしまいます。
