2020年1月訪問 イタリアからコロナがなくなるまで書き続けます。
★世界最大の地球儀 ヴェッキオ宮殿 地図の間 フィレンツェ
16世紀にあって、地図は大変貴重なものでした。
勿論一般市民などには目にすることもできないものです。
その目的は戦争が一番大きな目的でした、当時は、世界中を組織的に旅する人たちと言ったら、宣教師、修道僧しかいませんでした。
部分的には、『レオナルド』も闘いのために地図のスケッチなどを描いていましたが、
ごく部分的なものです。
ところが『メディチ家』はすでにか-なり詳細な世界地図を持っていました。
それが『地図の間』です、『コジモ一世』が『ヴァザリー』に命じて地図の間兼
ワードロープを設計・施工させたのです。壁一面の地図です。
この地図は『フランチェスコ会』修道僧『エニャッィオ・ダンティ』と『ステファノ・ヴォンシニョーリ』に命じて、油絵で描かせました。
ヨーロッパ大陸がかなり正確に描かれています。
アジアの一部です。
そして前の画像で部屋の真ん中に置かれていた『地球儀』
この『地球儀』は1581年に作成されたもので、当時は世界一の大きさだったそうです。
しかしこの地図たち、二人の修道僧が描いたものといわれていますが、どこからこの情報を集めたのでしょうね、たぶんこの時期、大航海時代が始まっていますから、その船に乗っていった同じ会派の修道士から聞き書きをしたと思われますがあなたはどう考えますか?