2023/5/16(火) 晴
今日は最高気温29°真夏日直近まで気温が上がり陽射しもあり暑い。今日6回目のワクチン接種をし、強い運動は控えるようにとの注意もあり、午後15時から2時間程度のポタリングに出る。
「五郎」名を冠した公民館があるというので、井芹川塘を南進し新四方池橋から左折して、横手五郎公民館(写真1参照)に寄る。公民館名称に名を入れる地元の方々の「五郎」に対する尊崇と思い入れの深さが思われる。
公民館を後にして、南方向に坂道を上り山頂に上る本道を左折すると、「横手五郎屋敷跡」の標柱(写真2参照)がある。
写真標柱の左側の森が横手阿蘇神社、右側の森は北岡自然公園のようである。
坂を下り切った所から左側に入った奥に吉祥禅寺(写真3参照)がある。
下記の「横手の五郎由来」書きに「横手の人々は五郎の死を憐れみ、吉祥寺の毘沙門堂に五郎の霊を祀った。」とあるそのお寺である。
その一つ手前の細い路地を詰めると石段になっている。その石段を上ると横手阿蘇神社(写真4参照)が鎮座する。
その社殿の後ろに「横手の五郎尊像」を祀る御堂(写真5参照)が鎮座する。神社に参拝すると、五郎尊にも参拝することになる位置に建立されたと考えた。
御堂の中(写真6・7・8参照)は、三尊立像になっている。その横に更に小さな像があるので五尊立像になっている。前回訪ねた時に、腕がデフォルメされている思ったが、良く見ると袈裟が腕から垂れているのを表しているようである。
ここを折り返し点として帰途に就く。暑熱順化の汗もかけたので良いポタリングになった。
17時に帰宅する。今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)13km→横手五郎遺跡→熊本(自宅)
総所要時間2時間(実1.5時間) 総計13km 走行累計54,281km
横手五郎遺跡
2019/3/1(金) 晴
今日の午前中は、ヤフーブログ閉鎖の件でウロウロとWeb検索していたが、天気が良いので夕方の所用の前にポタリングに出る。
目的地は、梅の花が満開であろう谷尾崎梅林公園と、花岡山山麓の「横手の五郎」遺跡探訪と、時間を限定して出かける。
もう一つの目的地「横手の五郎屋敷跡」(写真1参照)に到着する。
横手の五郎墓碑と思い込んでいたので、近くの墓地の中を探して時間を無駄にした。
標柱に、近くの横手阿蘇神社に五郎像が祀られ、9月13日には祭礼が行われるとあるので、神社を探す。
屋敷跡の下あたりになろうか、ぐるりと回って下から坂道を登る。路地の突き当りに神社があり、その神殿横に御堂がある(写真2参照)
御堂の中を覗くと黒焦げの三尊像(写真3参照)がある。
2mを超えるだろうと思える真ん中の像が横手の五郎尊像か。
腕は、かなりデフォルメされているようだ。
山鹿市の杉稲荷神社の炭化した阿吽の仁王像を見たことがあるが、ここまでの燃え様ではなかった。
現在は、このような木像を製作する仏師がいらっしゃらないという事情もあろう。全焼損に近い痛々しい状態だが、貴重な存在には違いないだろうと思う。
境内に横手の五郎由来書(写真4参照)がある。
由来書には、「伝承によれば横手の五郎は戦国武将益城郡赤井城主木山弾正の遺児で、加藤清正が肥後を統治した文禄・慶長時代の人と伝えられている。五郎は天正十三(1585)年横手村で生まれ、三十七人力とも七十五人力とも言われた大力武双の巨漢であった。
幼少より横手吉祥寺境内の毘沙門天を信仰し、五~六歳で米俵を担ぎ、長じては花岡山の岩肌を蹴り剥ぎ、九州一の筑後の男を投げ倒したなどの力話がある。
熊本城築城のとき、天草の乱で加藤清正と仏木坂で一騎打ちして敗れた父弾正の仇を取る為人夫として働いていた五郎は、宇土櫓前にある凹字形の大石を首にかけて持ち運ぶなどの働きぶりが評判となった。その働きぶりを清正に認められたが、ついに正体も見破られ井戸に落とされる。大石を投げ込まれるが大力の五郎はその石を上に放り上げるが、殺されることを悟り、「砂を入れないと殺せないぞ」と叫び、ついに砂を入れられ殺されてしまった。
江戸時代、人々は五郎の死をあわれみ吉祥寺の毘沙門堂に五郎の霊を祀った。明治後期地元民により横手阿蘇神社の境内に毘沙門堂が建立され、横手五郎大明神として祀り、親しみをこめて「五郎さん」と呼び永年命日には祭礼を行って来た。
昭和五十一年、不審火によって毘沙門堂は焼失、神像は半焼したがお堂を再建し、今日に至る。毎年九月十三日の命日には祭礼が行われる。」とある。
加藤清正と木山弾正の一騎打ちの下り、弾正と五郎が父子であること、井戸に落とされ「砂をいれないと殺せないぞ」との下りは、熊本では有名な逸話である。
合掌をして横手阿蘇神社を後にして所用に向かう。
今日も無事だったことを天に感謝する。
熊本(自宅)8km→谷尾崎梅林公園9km→熊本(自宅)所要時間3時間(実1.5時間) 総計17km 走行累計27,574km
横手五郎関連:猫伏石
自転車で探訪した史跡・文化財等の記録です。一部山行の記録もあります。
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