浅草着物工房〜雷門にある和裁教室です〜

浅草着物工房の和裁教室の様子です

続・浴衣で落語会(2008⑩)

2008-08-15 12:55:43 | 浴衣講座2008年
まだまだ続きます、イイ男イイ女のための落語会!

なんと次は講談の神田きらりさんの講談「谷風の情け相撲」です。


彼女の講談は勢いがあってカッコイイ!釈台をテンポよく叩いてどんどん話に引き込んでいきます。

彼女の講談は、生徒さん達に大人気でした。
神田きらり★情報 ~講談や落語は是非、生でライブで聴いてみてね!~
8/17まで池袋演芸場の夜の部に出演しております。
8/21(木) 「かっぱの勉強会 in 日暮里」 場所は日暮里サニーホールで午後19時から始まります。
詳細はきらりさんのブログに記載されています
★神田きらりのブログ 講談のある生活
日曜日のNHKラジオ「日曜バラエティー」にレギュラー出演しています!


続いて踊りです。
揃いの浴衣で踊ってくださいました!演目は「俄獅子」です!


江戸の夏らしい踊りを見せてください!とお願いしたら俄獅子を踊って下さいました。
俄獅子とは浅草ゆかりの長唄で、吉原では8月に仮装で踊りをする年間行事があったそうでそれを俄(にわか)と呼んだそうです。その俄に獅子舞を組み合わせて舞踊化したこの踊りは廓情緒たっぷりの、まさしく江戸の夏の踊りなのです♪夏頃になると歌舞伎でも見られる演目だそうですよ!


この獅子は本物のヤク(牛)の毛を使っているそうです。
舞台を踏んで威勢の良い場面があり、華やかで、ウットリでした。
この日までお稽古は大変だったでしょうけれど、二人で踊るって楽しいだろうなぁと思いました。
日本舞踊っていいもんですねぇ・・・


仲入り休憩です。


1107委員会(勝手に命名)のスタッフさんも頑張ってくれました!

仲入り後は、待ってました!
神崎宣武(かんざきのりたけ)先生の”落語で江戸がえり”です!


先生が登場すると空気が一気に変わりました・・・。「なぜ一之輔君が羽織をあのタイミングで脱いだのか?」から始まり、落語初心者にわかりやすい解説をしていただきました。そして「江戸の粋」について、小股の切れあがったイイ女とは・・・などなど、私たちが常日頃聞いたことあるけどよく知らなかった話をとってもわかりやすくお話してくださいました。


先生の優しい話し方、自分に話しかけてくださってるようですっかり聞き入ってしまいます。
もっと聞きたーい!!!!何人の人に言われたでしょうか・・・神崎先生のお話が聴ける場所をきっと次にも作りたいと思います!


トリは春風亭栄助さんの新作落語「古典の天使、新作の悪魔」です!
笑わせてくださーい!!


相変わらず、くだらない!(爆)もう、バカバカしさってこういう事を言うんだよねってくらい、笑えます!!上は天使の時。羽織のお袖をパタパタして羽をイメージしています、そして下は悪魔、たぶん、三ノ輪あたりにいるような感じのキャラです(笑)


お開きです!!散々笑わせていただきました!四年前、自宅に栄助さんをお呼びした落語会から、ついにホールでの落語会が実現しました。面白さもグレードアップしていました!またやりたいなぁ~。

~春風亭栄助★情報~
栄助さんは2008年9月に真打に昇進します!高座名を「百栄」に改名予定です。モモエちゃん・・・ぴったりです。
9月13日(土)夜9時30分~祝・真打直前卒業公演として、新宿末広亭の深夜寄席に出演します。500円ぽっきりですよ!その他にも栄助さんの新作落語が聴ける落語会が9月にあります。詳しくはこちらから ★春風亭 栄助 (しゅんぷうてい えいすけ)

最後に一般のお客様がお帰りになった後、集合写真でーす!!



お友達や家族と一緒に笑って過ごせた、ひと夏の楽しい思い出になりました!!

また、浴衣や着物で楽しめる大人の遊びを企画しまーす!
   撮影:茂木一樹 
                          ※写真の無断転用はご遠慮くださいね!

7/26に浴衣で日本橋ツアーも開催しました!
こちらもぜひご覧ください!




浴衣で落語会!(2008年⑨)

2008-08-15 07:11:16 | 浴衣講座2008年
手縫いの浴衣の撮影会はこれにて終了です!


そしてそして・・・待ちに待った浴衣で落語会ですよ!

今年も恒例の浴衣で江戸の夏を満喫するイベントを企画しましたよ。
題して「イイ男、イイ女のための落語会」!恥ずかしげもなく。いいんです、自分たちが作った浴衣を着て、自分たちが主役の場所を、いったい自分たち以外のを誰が作ってくれようか!思いっきり笑ってやるぞー!

江戸深川資料館の小劇場は江戸和風造りになっていて落語会にはぴったりの会場です。

落語の舞台そのものがお座敷をイメージして造られているので、高座までの道のりには上敷という畳が敷かれていました。芸人さんは、上座で草履を脱いで上敷から高座まで行くんですよ。


深川資料館のスタッフの方達と打ち合わせをしている間・・・


深川資料館の中にある長屋で遊んでいる彼女たち!!(爆)
ものすごく楽しそうなんですけど!!(笑)


楽屋の様子です
左は、きらりちゃんが自分のめくりを忘れたー!の瞬間の顔(爆)

会場の様子です
続々と人が入って来ましたよ、浴衣だらけです♪

18時45分、落語会が始まります。
まずは前座さんの古今亭志ん坊君。

大入りですね。

みんなも真剣に聞いてます・・・
次は春風亭一之輔君の「あくび指南」です。

二つ目さんにしてこの貫禄。古典落語が本当に好きなんだなぁってつくづく感じる芸人さんです。

~春風亭一之輔★情報~
★いちのすけえんー晩夏ー 春風亭一之輔独演会
8月29日(金)の18時30分から夏の落語会を開催予定です。もし一之輔君にご興味をもった方がいましたら、ぜひ内幸町ホールへおいでください。「唐茄子屋政談」のほかに夏の噺が聴けるそうです。また、女性の大神楽も見れますよ!可愛いのにすごい技持ちです。
★春風亭 一之輔 (しゅんぷうてい いちのすけ)
落語協会の一之輔君のプロフィールと今後の落語会の予定が記載されています。



手作り浴衣で撮影会2(2008年⑧)

2008-08-15 05:48:20 | 浴衣講座2008年
撮影会はまだまだ続きます!


上は源氏物語さんのもの、大胆なデザインです!下は竺仙さんのツアーでみんなが強くすすめた反物です、やっぱり似合ってますね!


上は源氏物語さんの百合柄です、この大きさと紫色が涼しげ。下のは紫織庵さんの萩柄の綿絽です♪


左上のは染め上がりを待ちに待った人気の柄、竺仙さんの石蕗(つわぶき)の葉です。紬生地で着物のようにも着こなせます。

~お友達編~

上の真ん中の娘が手縫いで仕上げた浴衣です。竺仙さんのロウケツ染めです。下の真ん中の娘は正絹の薄物の夏着物です、こちらは縦のグラデーションの柄あわせが楽しかったですね。皆さん、キャピキャピと楽しそうでした!

~カップル&姉妹編~

彼氏&旦那さんに縫ってあげた浴衣、そして自分の浴衣を縫いました。右上のお二人は姉妹です♪黒字に菊柄は源氏物語さんの浴衣です。


こちらはお姉ちゃんと妹さんです!右は源氏物語さんの、左はツモリチサトさんデザインの浴衣です。姉妹で浴衣姿って華やかですよね、笑いがたえなくてとっても楽しそうでした。

~親子編~

素敵な親子の浴衣姿です!!両方の浴衣は彼女が縫いました、箪笥にしまわれていた祖父母の綿絽の浴衣を縫い上げお母様が着ています。青地の浴衣は去年縫い上げた竺仙さんの萩柄の綿絽です。何とも言えない幸せな風景でした。お母様も娘さんも嬉しそうでしたよ。


お母さんが旦那さんの浴衣と娘さんの浴衣を縫いました!お子さんも可愛いーっ、旦那さんはなんだかまた素敵になってました。それにしても家族っていいですねぇ!


こちらもお母様と若いご夫婦です!浴衣に帽子って似合ってるぅ!彼女の浴衣は千鳥柄です、こういうザ・古典は日本人に本当に似合う!仲のイイ雰囲気が伝わってきました。


娘さんのお母さんと、お子さんです。女親子三世代っていいものですね!家族とはまた違った絆を感じましたよ、娘さんの浴衣はママが手縫いしたもの。やっぱり嬉しそうでした!縫って、着て、皆が幸せですね。




浴衣でまずは撮影会!(2008年⑦)

2008-08-15 03:04:00 | 浴衣講座2008年
手作り浴衣で撮影会!

会社帰りの二時間を約三か月間で縫いあげた
 M Y 浴 衣 !

毎年恒例になりつつある、日本橋の竺仙さんへの反物の買出し、そして出来上がった浴衣にあった鼻緒をすげてもらいに浅草の下駄屋さんへ、そして浴衣に必要な和装小物も日本橋の問屋さんで買出ししましたよ。そして今年の浴衣に似合う帯結びの練習もして・・・さぁ、これで準備万端!

夏が来るのが待ち遠しい!!
カモーン!


今年は深川で浴衣を着て落語会を企画しました。
なんてったって江戸の夏を満喫できる遊びがしたいわけです!浴衣を素敵に着こなして、お友達や家族を呼んで今年の夏の一番の思い出にしたいですね。



まずは浴衣の撮影会です!
今年は深川のお寺の境内をお借りして撮影会をしました。こちらの住職さんはとってもご親切です。そして「あなたたち、とても綺麗ですね。気をつけなさいね」と心配までしていただいて・・・あぁ、久しぶりに心配してくれる人に出会った・・・ううっ。


撮影の前にお互いの着付けチェック!帯結びチェック!です。これもまたいい風景。

バッチリです!!
撮影開始!!

彼女は紗の生地を自分で染めて、そして自分でお仕立てしました!本当のお誂え!
薄物なので透ける部分は細ぉ~く、品よく仕上げました。

着てみました!美しい・・・・・。
裾が風ではらりと捲られて、そこがまた透けていて涼しげですね。

竺仙さんで買った初めての綿紅梅。柄あわせが楽しかったですね、透けるので居敷当を付けて、そして広衿仕立てで絽の裏衿をつけました。着物風に着こなしています。この感動は作った本人にしか味わえませんね!

こちらも同じように夏着物チームです!着物も帯も仕立てました!!

問屋さんで自分で買い出しをすれば、この反物には何が必要かを知ることができます。
夏着物を仕立てる際に必要な、洗える居敷当・裏衿・背伏なども用意しました。
そしてその反物に合わせて、紗献上帯も選びました。
皆で買出し行くととっても楽しいんです!!

こちらは浴衣チーム!もちろん竺仙さんへの買出しから仕立て上げましたよ。

下駄も浴衣に合わせました!ほら見て!素足に下駄って独特の可愛らしさがありますよね!

こちらは竺仙さんと源氏物語さんの浴衣を仕立てました!
清潔感たっぷり!!



下駄をお誂え(2008年⑥)

2008-08-14 22:08:52 | 浴衣講座2008年
下駄を誂えに浅草へ!

浴衣が仕上がったら今度は小物を揃えます。


だいたいの問屋さんは平日の10時~17時までが営業時間です。
私たちは月曜日の午前中は日本橋の問屋さんへ小物を買い揃えに行き、午後は浅草へ戻って麦とろでランチ。その後、目の前にある長谷川商店さんへ下駄を誂えに行きました。


早速中へお邪魔すると・・・ジャ~ン!!
ものすごい量の鼻緒と下駄の台です、また迷っちゃうぅん♪なんて言いながらワクワクです!


ああでもない、こうでもない・・・迷ったら女将さんにアドバイスを聞きます!
女将さんは毎日着物で接客しています、とっても愛嬌があっていい雰囲気の問屋さんです。
親切で丁寧に対応してくださいます。


こんな組み合わせどう?黒塗りの下駄に大胆な柄の鼻緒はオシャレですね。


私はこんな下駄にしてみました!糸春千両と本天の鼻緒です♪横の姿がポイント。


朱塗のぽっくりさんみたいな下駄は、可愛らしい雰囲気!
周りのみんなにすすめられ、すっかりお気に入り!



いい商品だよと、なんども職人さんはおっしゃっていました。
これは浴衣だけでなく、小紋などにも似合いそう!

下駄は3.800~4.800円台でお誂えできます。いいものでも7.000円以内でした。ご参考までに!

浴衣の着付けを練習!!

浴衣を着るまでにすべての準備が整いました!
そして、浴衣を着る日までに着付けと半巾の帯結びを練習しました。


エッサホイサと夢中になっていると意外と汗かくんですね。自分で結ぶ時は前結びです。


いいじゃーん!とみんなに褒められてます。


よし、これで落語会、本番に挑むぞ!