さて、列車を間違えてブッダガヤではなくアラハバードまで行ってバナラシに出戻りしてしまった我々ですが、バナラシは夜の10時過ぎ。かなり暗く、駅の外に出るのは危険という判断から、駅の中にあるリタイアリング・ルームで一晩を明かすことにしました。この時点でかなり消耗している上に、体は汗でべとべと。バナラシの駅はもちろんエアコンが効いているなんていうことはないため、どんどん体力が消耗していきます。RPGでいうところの毒の沼地を歩いているような状況です。
▲一晩50ルピーで雑魚寝のリタイアリング・ルームのベッドを借りました。ベッドは全部で21個ぐらい。女性もいましたが、この状況では全員が敵に見えます
さて、眠れぬ夜もいつかは明け、ダージリンへの仕切り直しの旅が始まります。まず8時からツーリスト・オフィスが開くので、即効でそこへ行きます。聞くとブッダガヤ行きの電車は隔日運行なので、今日は無いというのです。そこで、ブッダガヤの少し北にあるパトナーというところはどうかと聞いてみます。パトナーは同じくバナラシとダージリンの中継となる街なのですが、ブッダガヤとは線路が違うので、どうかなと考えたのです。とにかくバナラシにもう一泊というのは避けたい。すると、パトナーまでならある、というのです。また、パトナーに一泊すれば次の日のパトナーからダージリンまでのチケットも取れるというのです。少し考えましたが、結局パトナーまで行くことにしました。
その時点ですでに9時くらいでしたが、パトナー行きの列車は9時25分発とのこと、急いでホームに急行。今度は間違えないように、周りのインド人にしつこいくらい聞いて回って正しい列車に乗り込むことに成功しました。
インドの列車はすごく長くて、特にチケットに書いてある列車番号が明記されていないのです。またエアコン付きの寝台車も複数の車両がアル場合、チケットには“A1”とか“A2”とか便宜的な車両番号が割り当てられているのに、何も書いていないことが多いのです。
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▲車両の横腹。ACはエアコンのこと。暑いインドではエアコン無しの寝台では地獄を味わいます。THREEはベッドの数です。THREEでは縦に3段のベッドになっています。ちなみにTWOは2段、ONEはファーストクラスでコンパートメントとなります。特にチケットの車両番号は書いておりません
▲少し発達した駅では、プラットフォームの上に電光掲示板があって、列車の番号を提示してくれるところもありました
▲寝台でない2等座席は自由席でインド人でごった返しています。ちなみにこの写真、停車中の写真ではありません。運航中にすれ違った列車を撮ったものです
インドの駅は日本とは比べものにならないくらい野性的です。お客さんを投げっぱなしにしていると言っても過言ではないでしょう。ロンリー・プラネットによると“インドにはサービスという精神はない”とのことなのですが、それをまったくもって実感できます。一応、館内放送でヒンズー語と英語で列車番号とプラットフォームを放送しているようですが、インド人はところかまわず大声で怒鳴り散らしているので、かなり注意深く耳を澄まさないと聴き取ることは困難です。
電光掲示板にしっかりと明示される駅もあるし、きちんと見れば列車の名前(DARJIEERIN EXPRESSなどという、電車の路線の名前)は明記されているので、それを見逃さなければよいのですが、列車は20両以上ある上に客車だけでなく貨物車両もあったりするため、列車の名前を確認するためにはかなりホームを行ったり来たりしなくてはいけません。
一番良いのはやはりプラットフォームにたむろする同じインド人に、この列車は正しい列車かと確認するのが確実のようです。ただ、インド人は当意即妙というか、外国人の言葉が分からない場合は適当に返事をすることが多いので、手間ではありますが複数の人に確認するのがよいでしょう。
▲パトナーまでは約5時間程度。エアコン無しの地獄のスリーパーに乗り込みました。子供もぐったり
今回の列車は正しかったらしく、夕方にはパトナーにたどり着きました!
今回はここら辺で。
▲一晩50ルピーで雑魚寝のリタイアリング・ルームのベッドを借りました。ベッドは全部で21個ぐらい。女性もいましたが、この状況では全員が敵に見えます
さて、眠れぬ夜もいつかは明け、ダージリンへの仕切り直しの旅が始まります。まず8時からツーリスト・オフィスが開くので、即効でそこへ行きます。聞くとブッダガヤ行きの電車は隔日運行なので、今日は無いというのです。そこで、ブッダガヤの少し北にあるパトナーというところはどうかと聞いてみます。パトナーは同じくバナラシとダージリンの中継となる街なのですが、ブッダガヤとは線路が違うので、どうかなと考えたのです。とにかくバナラシにもう一泊というのは避けたい。すると、パトナーまでならある、というのです。また、パトナーに一泊すれば次の日のパトナーからダージリンまでのチケットも取れるというのです。少し考えましたが、結局パトナーまで行くことにしました。
その時点ですでに9時くらいでしたが、パトナー行きの列車は9時25分発とのこと、急いでホームに急行。今度は間違えないように、周りのインド人にしつこいくらい聞いて回って正しい列車に乗り込むことに成功しました。
インドの列車はすごく長くて、特にチケットに書いてある列車番号が明記されていないのです。またエアコン付きの寝台車も複数の車両がアル場合、チケットには“A1”とか“A2”とか便宜的な車両番号が割り当てられているのに、何も書いていないことが多いのです。
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▲車両の横腹。ACはエアコンのこと。暑いインドではエアコン無しの寝台では地獄を味わいます。THREEはベッドの数です。THREEでは縦に3段のベッドになっています。ちなみにTWOは2段、ONEはファーストクラスでコンパートメントとなります。特にチケットの車両番号は書いておりません
▲少し発達した駅では、プラットフォームの上に電光掲示板があって、列車の番号を提示してくれるところもありました
▲寝台でない2等座席は自由席でインド人でごった返しています。ちなみにこの写真、停車中の写真ではありません。運航中にすれ違った列車を撮ったものです
インドの駅は日本とは比べものにならないくらい野性的です。お客さんを投げっぱなしにしていると言っても過言ではないでしょう。ロンリー・プラネットによると“インドにはサービスという精神はない”とのことなのですが、それをまったくもって実感できます。一応、館内放送でヒンズー語と英語で列車番号とプラットフォームを放送しているようですが、インド人はところかまわず大声で怒鳴り散らしているので、かなり注意深く耳を澄まさないと聴き取ることは困難です。
電光掲示板にしっかりと明示される駅もあるし、きちんと見れば列車の名前(DARJIEERIN EXPRESSなどという、電車の路線の名前)は明記されているので、それを見逃さなければよいのですが、列車は20両以上ある上に客車だけでなく貨物車両もあったりするため、列車の名前を確認するためにはかなりホームを行ったり来たりしなくてはいけません。
一番良いのはやはりプラットフォームにたむろする同じインド人に、この列車は正しい列車かと確認するのが確実のようです。ただ、インド人は当意即妙というか、外国人の言葉が分からない場合は適当に返事をすることが多いので、手間ではありますが複数の人に確認するのがよいでしょう。
▲パトナーまでは約5時間程度。エアコン無しの地獄のスリーパーに乗り込みました。子供もぐったり
今回の列車は正しかったらしく、夕方にはパトナーにたどり着きました!
今回はここら辺で。