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(いずれの写真も海野 隆氏撮影)
※以下は、大嶌氏が講話の際に写したパワーポイントの映像です。
大嶌氏は大きく、以下の3つのテーマに分けて話されました。
1)世界の人口が70億人を超え、21世紀後半には100億人を突破することが予想されています。100億人の胃袋を満たすだけの食糧が確保できるのか。
また食生活の改善、医療技術の発達に支えられ、平均寿命がどんどん伸びています。これはずっとこのまま伸び続けるのでしょうか。
2)環境については、化学汚染という言葉があるように化学が悪者のように言われています。しかし、この環境問題を解決できるのは化学しかないと思います。
環境ホルモン(内分泌攪乱物質)、オゾン層破壊の原因化学物質のフロンガス、地球温暖化ガス(温室効果ガス)などについても言及されました。
3)一番大きな課題である資源・エネルギー問題については、石炭、石油、天然ガス、原子力の4つの一次エネルギーの枯渇問題と
電力問題を含めたその対策について、化学(工学)が今後果たすべき役割について話されました。
大嶌幸一郎氏の略歴
昭和41年4月 京都大学工学部工業化学科入学
50年3月 京都大学工学博士
50年4月 米国マサチューセッツ工科大学 博士研究員
平成5年10月 京都大学工学部教授
20年4月 京都大学大学院工学研究科長・工学部長
22年4月 京都大学定年退職・京都大学名誉教授
現在 京都大学副学長・京都大学環境安全保健機構長・
京都大学大学院総合生存学館特定教授