今は昔、まだ昭和の帝が千代田のお城にお住まいだった頃のお話
ケントギルバートなる異人の輩が首領を勤めていた「タコタイム」なるタコスの店があった
我輩は結構お気に入りだったのだが、どうやら大多数の倭人供の味覚には合わなかったようで短期間で姿を消していった
そんな中にあって二子玉川のドッグウッドプラザで、唯一残った店舗が営業を続けていたのである
しかし、地域再開発に飲み込まれてドックウッドプラザが取り壊される事となる
再開発が完了したら営業再開するのかなと期待していたのだが、残念ながらそのまま営業終了となってしまった
その後、タコベルなるタコス屋が営業を開始したが、残念ながら我輩が愛したタコタイムの味とは異なるものであった
再びあの味を楽しみたければ渡米するしかないのだろうか
でも、だが、しかし、発見したのであるタコタイムと同じ味のタコス食べさせる店を
その名はタコデリオ
ファンになった我輩は時折、店を訪ねては食していた
だが、幸せの時は長く続かなかった
なぜか店のコンセプトが自然食品、健康食品、有機野菜という方向へ転換してしまい味が変わってしまった
嗚呼、再び失われた幻の味を求めて我輩の終わりなき旅が始まるのか(合掌)