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何か作るか、どうせヒマだし

何か作ったり、作ろうとして放り出したりした記録を蓄積していきます。
...という構想だけ練っています。

俺とpcDuinoとXBMCとニンジャスレイヤーと俺

2018-05-20 19:16:31 | pcDuino

***** ついでにXBMCも日本語化しましょう *****

pcDuinoにはXBMCというメディアプレイヤーがプリインストールされています。

何でもX-box media centerの意味だそうで、最新のバージョンではKodiとか言うらしいです(Kodiが何の意味かは判りません)。

pcDuinoで使えるのは古いXBMCバージョンですが、多くのフォーマットに対応しており、著作権保護されたコンテンツ以外は大抵のファイルが再生可能です。

ただし、そのままでは日本語のファイル名が文字化けしてしまいますので、これを日本語化します。

***** その前に大事なことがあった *****

XBMCを起動する前に知っておくべきこととして、対応しているディスプレイ解像度に制約があるようです。

全ての設定を確認してはいませんが、私が普段使用している1360x768は不可で、画面が乱れてまったく操作できない状態になります。

そんなときは他の端末からログインしてkillするとか、玄人っぽい対処方法もあるとは思いますが、めんどくさいので私の場合はリセットボタンを押します。するとある程度の確率でファイルシステムを壊して再起動しなくなります

そんなわけで、この記事は1280x768の画面で作業しました。

なお、画面解像度の設定はpcDuino起動時に

Press [F8/1/A] to enter Board-config menu

というメッセージが表示されたところで、F8キーを押すことで設定メニューを開くことが出来ます。

デスクトップが起動したら、念のため設定どおりの解像度になっているか確認しておきましょう。

スタートメニューから"Preferences"→"Monitor Settings"で現在の解像度が確認できます。

下の図を参考にしてください。

 

****** じゃあ、やるか *****

スタートメニューからXBMCを起動します。

画面どまんなかのメニューから"SYSTEM"→"Settings"を選択します。

"Appearance"を選択します。

 "Skin"を選択し、"Fonts"の項で"Arial based"を選択します

次に"Internationalを"選択し、言語など各項目を設定します。詳細は下図の通りです。

これでファイル名が日本語で表示されるようになります。

 

***** でも音が出ません *****

ここまで設定が済んだわけですが、この状態では音声出力がアナログになっているようで、HDMIからは音が出ません。

ついでに音声出力をHDMIに変更しましょう。

先ほどのメニューから"システム"を選択します。

 "オーディオハードウェア"を選択し、"オーディオ出力", "オーディオ出力デバイス"をそれぞれHDMIに変更します。

これでHDMIから音声が出力されるようになり、ネコネコカワイイのライブがいつでも楽しめるってぇ寸法よ。

参考までに、オリジナルの動画はこちらです。

  

 

***** 結局どうなのよ *****

で、ここまで来て言うのも何ですが、このXBMCなるもの、対応している解像度に制約があったり、一度マウスカーソルが消えると再表示されなくなったり、デスクトップに戻った後で画面が乱れたりで...

面白いけど、あんまし実用性はないなぁという印象です。

もっと別の解像度を試せば動作も安定するかもしれませんが...

 

 


pcDuinoをどうにかしたい、それも日本語で

2017-07-01 18:22:28 | pcDuino

pcDuino3 nanoについての投稿です。

日本語を使いましょう。

chromeなどのアプリでは特に設定もせずに日本語のサイトを見ることが出来るのですが、入力する手段がないと検索のためのキーワードも入力できません。

pcDuino3 nanoでは標準で中国語の変換エンジンがインストールされているのですが(いいなぁ)、日本語の変換は別途インストールする必要があります。

慣れた人であればapt-get で目的のソフトを一発でインストールできるのですが、ここではSynapticを使って、Anthyをインストールしてみます。

***** Synaptic を使う *****

まずはSynapticを起動します。

パスワードの入力を求められますので、'ubuntu'と入力します。

 

起動したらまずは画面左上にあるReloadのボタンをクリックし、リポジトリを最新の状態にしましょう。

 

Reloadが終わると次のようなメッセージが出て怒られるのですが、今回は無視します。Anthyのインストールには問題ありません。

 

Searchのボタンをクリックし、検索で'Anthy'と入力します。

 

検索結果がリストとなって表示されるので、インストールしたいファイル名の頭の四角をクリックし、選択肢の中から'Mark for installation'を選択します。

インストールするファイルは少なくとも次の5つです。

  1. anthy
  2. anthy-common
  3. ibus-anthy
  4. kasumi
  5. libanthy0

 

 

このとき'Mark additional required changes ?'と聞かれたら、'Mark'をクリックします。

 

必要なファイルが全て選択されていることを確認したら、Applyのボタンをクリックします。

 

Applyが完了したらSynapticは終了し、pcDuinoを再起動します。Xの再起動だけで良いと思いますが、Rebootした方が手っ取り早いので。

インストールの作業はこれで終わりです。

 

***** まだ作業があったりして *****

インストールしたAnthyを使うための設定が必要です。

スタートメニューから'Preferences'→'Keyboard Input Methods'を起動します。

'IBus Preferences'という画面が開きますので、'Input Method'のタブを選択します。

'Select Input Method'から'Japanese'→'Anthy'を選択します。'Add'をクリックしてリストに追加したあと、さらに'Up'をクリックして、Anthyが一番上に来るようにします。

これでAnthyが使えるようになりました。

ちなみに、日本語入力の On/Off は CTRL+SPACE です。

また、変換エンジンの切り替えはAlt+Shift+Lです。この場合は日本語入力のAnthyと中国語入力のGoogle Pinyinが交互に切り替わります。

 

***** 使いましょう *****

試しにリーフパッドを開いて何か文章を書いてみましょう。

CTRL+SPACEで変換をOnにし、文章を入力してみます。

ここでヘンテコな漢字が表示されたらGoogle Pinyinになっていますので、Alt+Shift+LでAnthyに切り替えてみます。上手く切り替わらないようでしたらpcDuinoを再起動してみます。

もし、それでもだめならGooglePinyinを削除してみてください。

これでpcDuinoで日本語入力が出来るようになりました。

 


pcDuinoをどうにかしたい、ネットワークでつながりたい

2017-06-15 23:27:51 | pcDuino

pcDuino3 nanoについての投稿です。

ネットワークの設定の仕方です。

何をするにしても、まずはインターネットにつなげないと「やたら速いCPUを積んだArduinoっぽい何か」となり、もやもやした思いが募ります。

DHCPを使う場合とIPを固定する場合の2通りです。

***** じゃあ、設定しましょう *****

(1)ターミナルを開く

デスクトップにあるLXTerminalのアイコンをダブルクリックして、ターミナルを開きます。

(2)設定ファイルを開く

sudo leafpad /etc/network/interfaces

とタイプして、エディタで設定ファイルを開きます。

a) DHCPクライアントを使う場合

わたしが家庭内で使っているのはこの設定です。

 

b) IPを固定する場合

IPを固定する場合の一例です。

編集したら、エディタのメニューから[File]→[Save]として保存します。

[File]→[Quit]でエディタも終了します。

(3)設定の反映

エディタを終了してターミナルに戻ったら、次のようにタイプします。

sudo /etc/init.d/networking restart

これで設定の変更が反映されます。

設定が正しく反映されているかどうかは、次のコマンドで確認できます。

ifconfig eth0

ここまでの流れを画面で説明するとこんな感じです。

ちなみに、開いているLXTerminalを閉じるには

exit

とタイプします。

 

*****  で、どうなるの? *****

さっそくネットサーフィンです。

デスクトップにあるChromium Web BrowserをダブルクリックしてChromeを起動しましょう。

何か外部のアドレスでも打ち込んで見ましょう。例えば

kyoko-np.net

などと入力して、サイトが閲覧できればOKです。

 

これでいつでもAmazonで買い物をしたりFacebookにさっき喰ったパスタの写真を投稿したり、Twitterで浅ましく罵りあったりできるようになりました。

 ところで、ネットワークの設定を変更すると、変更結果が反映されるまで時間がかかることがあります。例えばIP固定でアドレスを変更しても、

ifconfg eth0

で古いアドレスのままだったりします。色々いじくったり再起動したりしているうちに、いつの間にか新しい設定に切り替わっていたりします。

この辺の事情は正直、わかりません。

ネットワークとLinuxに詳しい方であればこの辺の記事が役に立つのかも知れません。

 


pcDuinoをどうにかしたい、そして買いたい

2017-06-01 21:59:12 | pcDuino

pcDuino3 nanoについての投稿です。

とにかくpcDuino3 nanoが欲しくて欲しくてたまらなくなり、衝動を抑えられなくなったとしましょう。

実際に買いますね。後先考えずに。

日本での入手方法は限られているのですが、とりあえず秋月電子であれば常時在庫しており、他に必要な材料も大体揃います。

他にAmazonでも扱っているようで、しかも秋月より安い!

私はAmazonでチェックする前に秋月電子で買ってしまいましたので、ここでは秋月電子の通信販売を利用する前提で書くことにします。

***** じゃあ、買いましょう *****

動作に最低限必要なものとして、とりあえず以下の品目を注文しましょう

  1. pcDuino3 nano       秋月通販コード=M-08773
  2. ACアダプター5V2A    秋月通販コード=M-08310
  3. USB ケーブル    秋月通販コード=C-09312
  4. HDMIケーブル    秋月通販コード=C-06495

USBケーブルは電源ケーブルとして使います。pcDuino3 nanoの電源コネクタはマイクロUSBの形をしています。

HDMIケーブルは近所の電気屋で売っている普通のものですが、秋月のものが安かったので一緒に買いました。

他にHDMI入力のあるディスプイ...要するにテレビと、あとキーボードとマウスが必要です。

私はワイヤレスのキーボードとマウスを使っています。ひとつのドングルでマウスとキーボードの両方と通信できるものがお勧めです。

ちなみに、私のテレビの解像度は1360x768です。pcDuino3 nanoはこの画面モードに対応しています。

***** じゃあ、箱を開けましょう ***** 

さて、買ってきたらさっそく箱から出してセットアップです。

pcDuino3 nanoは小さな基板に目一杯コネクタが実装されていることに驚かされますが(技術の進歩ってすごいなあ)、大体下の写真にある部分を把握しておけば良いと思います。

基板上には他にも小さなボタンやLEDがあるのですが、正直使ったことがありません。

必要なケーブル類を全てぶっさすとこんな感じになります。

LAN、HDMI、キーボードとマウスをつないだら、最後に電源を入れましょう。

マイクロUSBのコネクタは2個あり、片方が電源コネクタ、もう片方がUSB OTGなのですが、電源はどちらに挿しても動くようです。

電源を入れるとすぐにプリインストールされたUbuntuが起動します。

電源を入れてからデスクトップの画面になるまで約1分でした。その間、画面が真っ暗になったりしますが、あわてずに待ちましょう。

なお、起動途中で

Press [F8/1/A] to enter Board-config menu

というメッセージが画面に現れます。ここでF8キーを押せば画面解像度などの諸設定ができるのですが、まずは無視して正常に起動することを確認しましょう。

デスクトップの画面はこんな感じです。

***** じゃあ、よろこびましょう *****

さて、無事に動作確認ができましたので、今度は電源の切り方です。

終了は左下のスタートメニュー(?)からLogoutを選びます。

「今日はもう終わり、続きは明日。おやすみなさ~い」というのなら、Shutdownを選べば電源を切れる状態になります。もう少し時間があるのでしたらRebootを選び再起動してみましょう。先ほどの

Press [F8/1/A] to ...

の部分でF8を押し、諸設定の画面を呼び出して画面の解像度やキーボードの設定を済ませてしまいましょう。

ところで、pcDuino3 nanoの仕様では、必要な電源の定格は5V2Aとなっています。5V2Aといえば10Wです。こんな小さな基板がほんとに10Wも消費するのでしょうか。

電源の途中に電流計を挿入して、実際の消費電流を確認してみました。

上の写真はデスクトップが立ち上がって落ち着いた状態の値で、約0.3Aでした。

また、起動途中の最大は目視で0.49Aでした。

仕様にある5V2AというのはCPUの負荷が重い時の瞬時値か、USBポートにハードディスクなどをつないだ状態の数値なのかも知れません。

 


pcDuinoをどうにかしたい(知りたい)

2017-05-29 22:36:07 | pcDuino

pcDuino3 nanoについての投稿です。

本屋に行ってもpcDuino3 nanoの解説本はないのですが、情報源としては下記のリンクが役に立ちます。

製造元であるLinksprite社の製品紹介ページ

スペック、回路図などの資料があります。基本ですね。

Tutorial videos

どこかの大学の教室で撮影したっぽいです。機種はpcDuino V2 ですが、箱から出して簡単なプログラムを作るまでが5つのパートに分かれて解説されています。購入前にこのビデオを見てpcDuinoを疑似体験すると良いです。自分はこれを見てpcDuinoの購入を決めました。

Learning center

pcDuinoに限らずArduinoやら3Dプリンタやら色々な情報がぎっしりです。画面下のほうにカテゴリを選ぶ箇所があるので、ここで情報を絞れます。一日中見てても飽きません。

digitalhack's blog

色々役に立つ記事があります。個人の方のブログみたいですが、かなり腕の立つ方とお見受けしました。

$39 pcDuino3Nano Allwinner A20 development board

pcDuino3 nanoの紹介ビデオです。説明している女の子が可愛いのでおすすめです。っていうか、見ろ。これだけでもいいから見なさい。

ところで上記に限ったことではないのですが、Linksprite関係のビデオに出てくる中国人はみんな若いです。大学生くらいにしか見えません。

そういう人たちがボードを開発し、英語でビデオを配信し、世界的規模で商品を売ろうとしているわけです。日本人の私としては色々と考えさせられてしまいます...

...まぁ、話を元にもどします。

あと、書籍としてはこんなのがAmazonのkindleで入手できます。

Getting started with pcDuino3

ベテランの方には不要だと思いますが、私のように殆どLinuxに触ったことのない人であれば買っておいて損はないと思います。平易な文章で書かれています。それに安いし。

まずはこんなところでしょうか。

実際これから私がブログで書こうとしていることの殆どは上記情報源からのパクリです。あしからず。