ここに23年も住んでいるのに 地区の事には無関心で愛情も希薄だ 後にも先にも役員の時だけお祭りにも関わったが 祭りの事なんて完全に忘れてしまっている 生きる事に 素朴で必死であるからだけれど 神輿の掛け声が聴こえ 祭りだったのかと思った次第 ベランダから覗いてみた 知っている人もいなく 高揚感もない 囃す人もいず 担ぎ手のみの やけっぱちさ ましてや西日が射し 悲壮感さえ感じる 元来 お祭り好きの私であるが 今日の私はやけに感傷的でもろいのだ