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    小さなちいさな一輪挿しに 陶土でつくることに 心惹かれています

渋染めの花器。

2022-09-12 | 陶芸



焼き上がった「さび色の花器」を
黒く染めるためトチ渋に3日漬けました。
渋から出したてのホヤホヤの様子。
いい感じに染まりました。
乾燥させて色が落ち着いたら仕上げのもうひと工夫です…。

さてさて…。

どうしたものかと
ずっと考えている。

これまではここで終わっていたのだけれど
本当にこれでいいのかと…。

今更だけど
サビ釉をじっくり考えてみた。
もう何度も焼き上げてきたサビ釉。
偶然ではなく
いつも焼き上がりが同じになるようにと
テスト・テストを繰り返しました。

焼成温度と窯入れの位置
釉薬の濃度…
そんないつものことだけど
比較して記録をとって
…本当に今更なんだけど
大事なことをコツコツと…。
好きな感じに焼き上がりました。

数回使用すると効果が弱くなってしまうトチ渋。
何度でも同じ効果が出せるといいのになぁ。
数年前に自作したトチ渋もかれこれ古渋になりつつあるけれど…
その効力はいかがなものか不明。


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