花火

しとしと雨がもたらす夜風が涼しい。

子供たちにねだられて花火を買った。
メガ盛り４段とかってやつ。
それをいっぺんにせず、ちびちびとやっています。

大学生の頃、しょっちゅう近くの小さな公園でみんなで花火をやった。
私の住んでいた町はあまりにも小さくて、コンテナボックスのようなカラオケが１軒とパチンコ店が１店あった。
目立つ遊び場がそれしかなくて、私たちは健全に花火をした。

森高千里が「ジンジンジングルベル」と歌うジンロのＣＭをしていて、誰かの家で飲む時はそのジンロと１.５リットルのサイダーを買ってきていて、みんなで飲んだ。
集まるのは22時過ぎくらいで0時なんて「これから始まる」と思っていた。
夜に弱くなった私は歳を取ったなー、と思う。
0時から遊ぼうー！なんて思わないもの。
真夜中、花火をぶんぶん振り回して遊んでいたけど、若気のいたり。
ご近所迷惑だった。

花束

27日は私の誕生日だった。
いつの間にか誕生日が特別な日ではなく平凡ないつもと変わらぬ日になってしまったのか。
でもおいしいものが食べたくて夕飯は居酒屋風メニュー。
アスパラに薄切り肉をくるくるっと巻いてグリルで焼いたものに、塩とゆずこしょうをかけたもの。
シュウマイ、ポテトサラダ。
ご飯はなし。
私は缶ビールを開けた。

夕方、花屋さんから花束が届いた。
連れ合いからだ。
毎年届く。
花キューピッドとかで、予算これくらいでお任せ、みたいな感じの。
洒落たアレンジではなく、垢抜けない花束が嬉しい。
とりあえず誕生日だから花贈っとくか、と、安易なものかもしれないけれど嬉しかった。
私はこういう不器用な人を選んだし、そしてこういう人がタイプ。
（花は全く好みじゃなかったが）
しかしゴージャスなお花を生ける花瓶がないなー。

マイペース

次男についてカウンセリングのために療育センターという場所へ赴いた。

ただ何となく手に取ってみた『アスペルガー症候群』についての本を読んでみたら、息子に該当する部分がある。
そこで小児科の先生と話をすると、やや多動気味な箇所は見られると。
多動っていうのは、ほら授業中、じっとできなくてふらふらと歩き回る子がいるでしょう。
息子はじっと座ることができない。
興味の対象を見つけたら、それを触ってみなければ気が済まない。
例え、その時が椅子に座って話を聞かなくてはいけない場合でも。
まだ４歳になったばかりだし、確定はできないけれど、私が彼の接し方を知りたかったので、紹介状を書いて貰ったのでした。

息子のアイロンビーズで作った作品をいくつか持っていき、私から見た息子の姿を説明する。
とにかくシンメトリーへのこだわりが強い。
積木やブロック、アイロンビーズは対称にならないと気が済まない。
ズボンの裾をくるくるっと捲るのも同じ長さにしてと言う。
そのこだわりの強さと、自分の思い通りにいかないと暴れるということ。
単なる反抗期、わがままのすごいやつなのか、はたまた前頭葉のいたずらなのかよく解らない。

今日お会いしたのは小児精神科の先生。
「精神科」という単語に少し怯む私！
そして初見ではよく解らないとのこと。
難しいって。
該当する部分もあるし、そうでない部分もあるのでしょう。
来月、テストを受けるための予約をする。
先生が「気になることは極端にマイペースですね」と言われた。
マイペースってだいたいの場合において欠点だったんだな、と感じた。
社会で生きていくためにはマイペースって余分なものだ。
しかし何かあった時にはペースを崩さないでいることは強味になる。
長男には普通に生きていくことを望む私だけれど、次男にはとことん普通から外れて欲しい、なんて考える。

手作りの日

無性にいろんなものを作りたい時がある。
今日はそんな日。

・プラムのシロップ ・あんずのジャム
・ちりめん山椒

これはあんずジャムを作る時にとった灰汁がもったいなかったのでソーダで割った。

大量にできたジャムを瓶に詰めるべく、ただいま瓶を煮沸中。
これをお友達やご近所さんに配って「美味しい」と言わせたらミッション完了！

プラムシロップは初めて作ってみたけれど本当においしい。
いい香り。
飲むのが惜しいくらいでもう一度作ろうか、と思ったけど止めておく。
このくらいの量が大事に飲めるし、また来年も作るでしょうから。