内戦だから当然といえば当然のことだが、イラクではスンニ派とシーア派の殺し合いが止まる気配がない。
17日も各所で自爆攻撃や仕掛け弾などで少なくとも31人の死亡が確認され、60人以上が負傷した。その全てが、自爆実行者以外、一般市民であったということだ。
日本では、自衛隊をいつ引き揚げるかという話題がマスコミで中心になり、「イラクで何が起きているのか」という視点がいつの間にか忘れられかけてい . . . 本文を読む
ブッシュ米大統領は13日、バグダッドを電撃訪問した。ブッシュ大統領のイラク訪問は03年11月以来2度目で、今回もイラク政府ですら到着5分前に知らされるという厳戒態勢の中の訪問であった。
バグダッド空港からヘリコプターで市内の「グリーン・ゾーン(要塞化した米軍管理地域)」に飛び、イラク政府のマリキ首相と会談したブッシュ氏は、駐留米軍基地での演説も予定している。
今回の訪問の目的は明らかに . . . 本文を読む
キューバのグアンタナモ米軍基地にある「テロリスト容疑者収容施設」で10日朝、3人が自殺したと発表された。2人がサウディ・アラビアからで、もう1人はイエメン国籍とのことだ。
3人は揃って敷布などで作った紐を使って首吊り自殺をしたとのことだが、発表された情報があまりに限定的なため、真偽の判断を含めてこの事件の分析は難しい。最近、米国の収容者に対しての取り扱いが問題になっていただけに今後の成り行き . . . 本文を読む
欧米の多くや中東の一部でザワヒリ幹部の殺害が喜ばれる中、カタールの衛星TV局アル・ジャズィーラは9日、アル・カーイダのNO2とされるアイマン・アル・ザワヒリ幹部のヴィデオ映像を公開しました。
ヴィデオ・メッセジの中で、ザワヒリ幹部は、パレスチナのアッバース大統領が提案した国民投票に対して反対を表明、パレスチナの民衆に参加しないように呼びかけています。
アッバース大統領は先にハマース政権 . . . 本文を読む
マリキ・イラク首相は8日、「イラク・アル・カーイダ機構」の「顔」であったザルカーウィ幹部(アブ・ムサーブ・アル・ザルカーウィ)が8日未明、米軍の手によって殺害された、と発表した。
これまでに行なわれてきた多くの外国人誘拐や殺害の首謀者であるザルカーウィ幹部は、ビン・ラーディン指導者に並ぶアル・カーイダの顔とされ、米国政府から2500万ドル(約28億円)もの懸賞金を掛けられていた。
マリ . . . 本文を読む
米メディアはこのところ、イラク西部のハディーサで起きた24人の市民が殺害された事件で持ちきりだ。日本のマスコミは例のごとくその内大々的に「後追い」報道を始めるだろうが、この事件、もしかしたらヴェトナム戦争の大きな転換点となった「ミ・ライ虐殺」に匹敵するものになるやもしれぬ“ニオイ”がする。
ここのところ時間がなくて書き込みをしていないが、とても重要な事件と思われる。事件が起きたのは、昨年11 . . . 本文を読む